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パウダー評論(2)
監督は『ジーパーズ・グリーパーズ』や『ヒューマン・キャッチャー』をも作っているが、こちらはB級全開の映画ではなく、心温まるファンタジー。電気を操り、雷までも味方につけてしまうジェレミーは、万物はすべて繋がっていると主張し、命の尊さを教える。神や天使のような存在として描くという単純さには、わかりやすさはあるけれども心が見えないままだ。ほんの数人ではあったが、人に優しい心だけを与えて、雷雨の中に消え去っていく光景は美しい。
電気を帯びた人間?ここも謎。生まれた時に母親に雷が落ちた事が原因なのか?彼が居たから誘発されて落ちたのか?科学的にも無理だ。あんなに電気が身体を抜けたら、丸焦げになって死ぬ。終わり方もよく分からない。彼は死ねたのか?死にたくならせたのは周りの理解のなさではないのか?身体が白いのに日光に当たって大丈夫なのか?目も心配。謎だらけだった。