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KAPPEI カッペイ評論(4)
それなりに楽しめます。おじさんたちが青春してます。バトル映画ではありません。
原作以上に『KAPPEI』ワールドを築いていると。
残念なのは古田新太の出番が少ないかなぁ…。
あの一言一言が物語に重厚感なエロを撒いてくれるのに。
くだらないエロ盛りだくさんの方がこの作品を盛り上げたハズ。
『HK/変態仮面』の様な弾ける内容を期待したのだが…
続編できないことも無い終わり方だけど狙いたい層が大人なのか子供なのか中途半端だからヒットしないかも⁈
予告編のカッペイ連呼の時点でもしかして面白いんじゃね?と思った自分の感は外れてなった!
この手のギャグ映画って基本ダダ滑りして寒い気持ちで映画館を後にするのが恒例なんだけれど、本作はかなり笑えたしほっこりしていい気分で劇場を後にできた。
うん、面白かったです。
真剣にバカやってる感じ、振り切ってたと思う。
物語自体も面白いけれどなんといっても伊藤英明の演技が最高でした。
基本的に真面目な役が多い伊藤が、大真面目にギャグキャラを演じる姿、もう笑えてしょうがない。「悪の教典」でサイコパス教師演じた人と同じなのか?
終末の戦士を演じた他の俳優も実力派や硬派なダンサーさんだけれど、普段絶対に見れないおバカな姿もよかったですね。
バカバカしさを振り切るってなかなかできないし、一歩間違えると低俗な笑や身内だけが笑えるような自己満足、観客置いてきぼり作品になってしまいがちだけれど、本作はちゃんと観客を楽しませてくれる作品だと思う。
伊藤英明の常に眉間にシワの酔った顔を見てるだけで楽しめるので、笑いたい人は見て損はないと思う。
見るに堪えないシーン、目覆いたくなるシーンもちょっと有るのでお子様連れは遠慮した方がいいけれど、一人で見ても、友達と見ても、カップルで見てもいい映画だ!
色物過ぎて見るかどうか迷ってる人は勇気を出して見にいっても損はないと思う。
ラストの展開も個人的にはよかったしエンディング最後の画像もよかった。
カッペイ!幸せにな!
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劇中セリフより
「悪役の居ない物語のヒーローはどうすればいいだろうか?」
ヒーローが幸せになれないって世界的に定番だけれど、たまには幸せになってもいいよね?