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マリア 怒りの娘評論(6)
ゴミ収集で日銭を稼ぐ少女マリアは、自分が原因で母と交流のあったリサイクル施設にひとり預けられる。ここでもやはり児童を不法労働させている実態が浮き彫りとなるが、大人達も強制的に働かせているわけではないという点が、事を複雑にしている。
周囲と打ち解けず荒れるマリアは、わざと困らせようとしているわけではなく、一番好きな母に会えなくなった悲しみがそうさせる。少し前に観た『システム・クラッシャー』も虐待が原因でディスコミュニケーションとなり荒れ狂う少女が主人公だったが、社会の歪みは感受性の強い子供にダイレクトに悪影響を及ぼしてしまう。
劇中で印象深かったのは、犬、ゴリラ、鳥、馬といった動物になぞらえた伝承・寓話を引用している点。中でも「猫女」の伝承はラストへの伏線となっている。「猫女は大人になった日に現われる」――そのラストは観る者の解釈に委ねているが、冒頭から中盤まで荒れ狂っていた時とは大きく変わったマリアの表情が、『レオン』のナタリー・ポートマンを思わせた。
マリア役の子役は演技経験ほぼゼロだったらしいが、シリア難民として生きる少年の過酷な日々を綴った『存在のない子供たち』で実際の難民少年を起用して信憑性を高めたように、演技経験のない子供を上手く役者に出来る監督は信用できる。