「大阪外道 OSAKA VIOLENCE」「コントロール・オブ・バイオレンス」「大阪闇金」など、大阪を舞台としたバイオレンス、アウトロー作品を数多く手がけてきた石原貴洋監督が、逆境にもめげずに夢に向かって歩んでいく男の姿を、実話をもとに描いたヒューマンドラマ。杉村は優秀な営業マンだったが、倒産寸前だった父親のパチンコ店を引き継ぐ決意をする。資金繰りに悩まされるなかでも「俺はカジノ王になる」と豪語する杉村は、あきれながらも愛情を注いでくれる妻の優子や、次第に彼の右腕的存在となっていく垣内に支えられ、パチンコ店を復活へと導くと、会社をさらなる成長軌道にのせる。業界内の常識にとらわれず、次々と新しい方針や戦略を打ち出していく杉村は、独自の経営手法で攻めの営業を続けるが……。これまでの石原監督作では殺し屋などを演じてきた木原勝利が、家族思いの父親であり野心的な経営者でもある主人公の杉村を演じた。
大阪カジノ評論(1)
大阪十三にある映画館「第七芸術劇場」にて鑑賞 2023年7月23日
かつて大阪には「カジノ王」と呼ばれる人物がいて、その生きざまを描いた作品
石原貴洋映画監督はその人物を知っており、匿名を前提に制作したドキュメンタリー
主人公の杉村(木原勝利)は、優秀な保険の営業マンだったが、倒産寸前の父親のパチンコ店を引き継ぐことに。資金繰りの地獄の中、
杉村は「俺はカジノ王になる」と豪語、妻の優子(橘さり)、杉村の右腕的存在垣内(大宮将司)によって借金完済、パチンコ店は復活を遂げて、大きく成長していく。杉村は常識にとらわれない新しい方針や戦略を打ち出しては波紋を呼んだ。
「お客様を第一に考える」ことを貫き「人を稼ぐ」という独自の方針による経営方針。
温泉旅行を提案したりした
さらに成長を遂げて、30億融資となる勝負に打って出る
大手銀行役員会議では黒幕(フィクサー)が登場し、役員に対して
黒幕「君らに聞きたい。今ここで、私に将来の展望を語れる者はいますか?自分のことや自分の家族以外のことで、将来のことを語れる者はいますか?大阪の景気を底上げしようとする具体案や展望をもつ者はいますか」?
役員はポカンとしている。眉をひそめる者もいる
黒幕「一億でも十億でも百億でもいい、そのお金を手にしたときにどういうお金のの使い方をしたらいいか、具体的に考えたことがある者いますか?いたら私に披露してみてください」
役員一同黙り込む
黒幕「いませんね。杉村さんは私にハッキリ展望を語りましたよ。しかも不意打ちの質問に対しても、堂々と語った。」
役員一同 バツが悪そうな顔になる
黒幕「彼みたいな者を本物と言う!
実力ある彼は誰よりも謙虚や
誰よりもお客さんのことを考えとる。
自分の保身しか考えていない君たちとは大違いや
少しは彼から人生を学びなさい。疑うんやったら、彼と面接すればいい。
彼は目先の利益だけを追求する人物やない!本物や」
舞台挨拶で監督はこう語った。
かつて大阪には、理解ある人物が何人もいて、発展をとげたいう歴史があります。