田中芳樹による人気長編SF小説「銀河英雄伝説」を、Production I.G制作で新たにアニメ化する「銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)」。ファーストシーズン「邂逅」(第1~12話)、セカンドシーズン「星乱」(第13~24話)、サードシーズン「激突」(第25~36話)に続くフォースシーズン全12話(第37~48話)を3章に分けて上映する「銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀」の第3章。自由惑星同盟への進攻を計画するラインハルトは、イゼルローン回廊ではなくフェザーン回廊を通って敵地に向かうことを考えていた。同じ頃、フェザーン駐在武官に着任するために旅立ったユリアンは、立ち寄った首都ハイネセンでビュコックを訪ね、ヤンの親書を渡す。そこには、ラインハルトの作戦を予測した上で、帝国軍のフェザーン回廊通過を防ぐための策も記されていた。そしてついに、ラインハルトによる大規模進攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)」が開始される。
銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第三章評論(7)
ノイエからの新参者で原作はノイエ分まで。
「策謀」は第一章の開始早々に出鼻をくじかれてしまった感があり銀英伝のこれからは大丈夫!?と不安になりましたが一気に巻き返してきました!
ユリアン独り立ち
腐敗した自由惑星同盟
要塞戦→艦隊戦→白兵戦
きつねの親子喧嘩
フェザーン制圧
と勿体無いくらいてんこ盛りの内容となっております。(詰め込みすぎ感も…)
個人的には、あの小さかったユリアンが立派な青年に成長した姿を見ると感慨深いものがあります。
それなのに叶わない恋を選んでしまうのも…
やった待ちに待った艦隊戦!短かったけど^^;
イゼルローン攻略にロイエンタールを差し向けたラインハルト
ロイエンタールvsヤン戦ではロイエンタール有利かと思いきや互角!
白兵戦でのシェーンコップvsロイエンタール中々の見ものでした。
ユリアンはミッターマイヤーによるフェザーン占領で拿捕されそうでしたか
危ういところで免れ事なきを得ました。
フェザーン側ではルパートは父を殺し自治区を乗っ取るつもりだったがルビンスキー自身、彼の謀反は織り込み済みだったので逆に返り討ちにし占領で迫る帝国の手から逃れました。正直ルパートは残念、個人的にはサイボーグ化でもしてルビンスキーに反逆してほしいところですが死亡確定ですね。
ただ結局のところ、全体的に見どころが多かった割に今回の戦争の決着は次回に持ち越しと言う事で楽しみやらもどかしいやら複雑な気持ちです。
今回はラインハルトのドヤ顔UPやミッターマイヤー、ロイエンタール、シェーンコップ等の活躍で女性ファンは満足されたのではと思いますw
私も三期の中では一番良かったです
狙いは私か!のロイエンタールvsシェーンコップのヤンの云うところの二流の揺動作戦、白兵戦が見所 ミッターマイヤーはフェザーン制圧 ルパートが、ユリアンが…
人物作画の不均一が気になりましたが、エッここで終わりですか?続き有るはず 取り敢えず次は石黒版
今回はいよいよ帝国軍の軍事侵攻と相成る訳ですが、本章ではハッキリと1億軍人という、今の日本国民総軍人に匹敵する計り知れないリソースを謳っています。シーンの中に軍属だけど間接的な部署で軍務を担う兵の姿がチョットだけ出てきますが、そう云う人々も含めての数と言うことでしょう。
ソレを一心にまとめ上げる若き宰相・ローエングラム公‥‥。
風呂敷の壮大さと、ソレをシッカリと支えるストーリーの練り込み・展開はまずまずと言えそうで、第3勢力の政略とか混沌をやり過ごしてしぶとく駒を進める描写なども精密で、変な言い方ですが玄人好みと言えましょう。
そして今回はワリと大規模な戦闘のシーンもやや少なめながら描写がありましたが、まずはソコにチョッと微妙な箇所がありました。ネタバレを避けるため、敢えて別の作品・宇宙戦艦ヤマト2202を “出汁” に使わせていただきますが‥‥
土星よりもデカいガトラン本体へ突入したヤマトとクルーが、何の苦労もなくズォーダーの面前にたどり着き、そしてサッサとヤマトとともに退散、の一連が十数分で展開したあの問題のシーン。
ソコまで酷くはないにしても、万の桁の艦船を縫って揚陸艇が〜‥‥の部分はチョッと微妙です。ソレは原作+物語の都合上そうなったシーンでしょう。でも今までのリアルな物語描写が寧ろ違和感を煽った形に‥‥。モビルスーツ戦だったら‥‥w
もう1つは、ルビンスキー親子の確執描写がワリと淡白だった事。サスガにストーリーのカオス化を避けたのかも知れませんが、当初から展開がバレ気味だったことや、そのせいで『自分の悪いところばかり似てしまった』セリフがあまり説得力がなくて、そのシーンだけヤケに歌舞伎じみてて違和感があった事でしょうか。
さらにもう1つ、ヒョッとするとヤン以上に利発そうなユリアンが、あの公共の場での発言。後の伏線だとしてもチョッとトートツな感が‥‥。若気の至りと処理させる空気もありながらも、その時のユリアンの表情など描写含め、演出上チョッと不可解でした。コレは個人的にも些末な事ではありますが。
とは言え今章もキッチリと楽しませて頂けたので大満足な上映回でした。蛇足ながら、隣のお客さんの、上映中の飲食音が結構耳障りだったのは不運でしたが。
てか今回に限らず、炭酸飲料のペットボトルの蓋を開ける音がするのは、色んな意味でマナー違反だと思うのですが‥‥ 。スマホの明かりとか、今回は昼の回の鑑賞だったせい?
みんなの嫁、ユリアン。
白兵戦、武器の選択が違えば、ほら。
ルパート、詰めが甘すぎだよ、ルパート。