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アイスバーグ!評論(2)
冷凍庫に閉じ込められた女性が、そのトラウマを克服…と言うか、その寒さに“恋”してしまう!
あり得ん!あり得んぞ(笑)
これを台詞を極力削ぎ落として、サイレントコメディの様に映画は進んで行く。
カメラは常に固定され、その画面の範囲内で役者は演技をして行く。カメラが唯一動くのは、実際固定出来ない海岸の場面だけ。夫婦仲が冷え切ってしまい、妻は北へと逃げる。そんな変則的なロードムービーと言えるのか。
サイレントコメディ的な動きによる、終始ベタな笑いを振りまく2人。中盤で奇妙な三角関係に発展しては、正直ちょっとダレる。主題と言える寒さへの憧れがないがしろになる辺りや、突然にシモネタに行く場面等も「どうかなぁ?」とは思う。それでも最後は上手く纏めたんではないでしょうか。
(2010年8月1日TOHOシネマズ・シャンテシネ2)
このカップルの初めての作品だそうだ。
アイスバーグ!とは氷山のことで、
それに魅せられた主婦が家庭を捨て(爆)氷山を目指す。
…という、そもそもこの発想からして奇想天外^^;
ほぼサイレントに近いギャグ演技で、見せて笑わせる
手法をとっているんだけど、残念ながらストーリー性に
乏しいため、作品自体が映画向きではない。
舞台でこう見せる。という単発コントならいざ知らず、
物語を期待する観客にとって、主人公のワケの分からない
行動には、観ている方が気が滅入ってしまうx
このお二人、バンバン脱いで、バンバン見せているが^^;
残念ながら、そこでは笑いは起こらない。
キートンやチャプリン性を期待するなら、次のルンバ!の
方がおススメ。という感じがした。
(氷山ネタには某大作系をもっと!その方が笑えたかも~)