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03月15日 台灣上映
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トーチソング・トリロジー評論(3)
見終わってちょっと時間を置いたら、なんだかいい映画だったなと思った。滑稽なゲイたちの恋愛事情が平和に(?)描かれて行くが、ゲイ映画でこんなに日常的?なものってあんまりないから、すごく貴重な気がする。知らないようで知っているような世界を見ているような。
ラストのVS母親が本当に良くて、両者の意見が、真っ直ぐな気持ちがよく見えてきて、とても胸うたれた。母親は同性愛をやめろと言うが、その理由は息子(娘)に幸せな道を歩んで欲しいから。まだ同性愛者への理解が深まっていない時代だからこその口論。そんな環境のなかでも主人公は自分の幸せを求めて自分の道を歩んでいく。
なかなか素敵な映画です。
正直最初はゲイムービーということで敬遠してたけど、最初5分であっさりとアーノルドに惹かれて行った。
途中、突然観ている人に向けて人生相談してくるんだけど、そこからはアーノルドが映画の中の人物ではなく、大切な人の一人のような感覚になる。
だからこそ後半は特にぐさぐさと突き刺さってくる。
そして最後まで観終わったら再度最初の5分ほどを見返してほしい。
アーノルドはちゃんとわかっていたんだよ。それでも自分の気持ちに嘘はつけなかったんだよ。