ドラゴン危機一発
プロット
香港
07月03日 2020 台灣上映
女必殺拳 危機一発
プロット
日本
12月07日 1974 台灣上映
モトリー・クルーのディザスター! アルマゲドン危機一発
プロット
アメリカ
02月21日 2009 台灣上映
御存じ快傑黒頭巾 危機一発
プロット
日本
12月28日 1955 台灣上映
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プロット
日本
07月26日 2008 台灣上映
おしゃれスパイ危機連発
プロット
アメリカ
06月23日 1967 台灣上映
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007/危機一発評論(20)
シリーズ2作目。1963年の作品。
開幕早々登場のボンド。が、何者かに狙われ、殺されてしまう…?
実はこれ、スペクターのボンド暗殺の演習。
幹部の一人、ドクター・ノオを倒されたスペクターはボンド抹殺計画を立てる。作戦立案者はチェスの世界チャンピオンでもあるNo.5、指揮を取るのは元KGBのNo.3。
No.3は屈強な暗殺者グラントと計画を知らぬKGBの部下タチアナを使い、暗号解読機を餌にボンドをおびき寄せる。
罠だと感じつつ、ボンドはイスタンブールへ向かう…。
前作『ドクター・ノオ』の世界的ヒットを受けて早速作られた映画版第2弾。(ちなみにイアン・フレミングの原作小説では5作目に当たり、『ドクター・ノオ』の前作。小説と映画では順列が違い、ちとややこしい…)
少々チープさとSF要素があった前作からガラリと変わり、より洗練されリアリティー重視のスパイ・サスペンスに。
低予算だった前作から予算も大幅にアップされ、アクション・シーンもふんだんな娯楽大作に。中盤からクライマックスは見せ場の連続で、聖堂や小村での銃撃戦、敵ヘリの追跡、ボート・チェイス…。
だけど何と言っても、語り継がれるオリエント急行内での暗殺者グラントとの死闘!
まず、オリエント急行内でボンドの協力者が何者かに殺される。逃げ場の無い密室に危機感を感じるボンド。グラントが身分を偽って接近。薄々察しながら腹の探り合い。正体が分かり緊迫したやり取り。そして、隙を突いて暗闇となった室内での格闘…。
本当にスリリングで引き込まれる! シリーズの中で…いや、数々のサスペンス映画やスパイ映画の中に於いても、屈指の名シーンであろう。
原作ではソ連によるボンド抹殺という話だったらしいが、そこにスペクターを絡めた巧みな脚色。
それを手際よく纏めた前作から登板のテレンス・ヤング監督の演出もさらに快調。
そして、ショーン・ボンドはグッとダンディズムと魅力を増したと言うより、堂に入ったかのよう。
今作のボンドガール、タチアナ役のダニエラ・ビアンキ。聡明さと色気漂うTHEボンドガールな美女!
ボンドに協力する現地のエージェント、ケリム役のペドロ・アルメンダリス。好助演しているが、撮影中末期ガンに冒されている事が分かり、苦しみに耐えながら撮影。が、映画完成後、拳銃自殺…。
暗殺者グラント役に、名優ロバート・ショウ。序盤は無口でただの力だけの敵役かと思いきや、後半口を開けば頭も切れ、圧倒的な印象と存在感。遅咲きで本作で脚光を浴び、『わが命つきるとも』『スティング』『JAWS/ジョーズ』と快進撃の最中、突然の病死が惜しまれる…。
ガンバレル・シークエンスにお馴染みのテーマ曲、メインタイトル前のプレ・シークエンス、魅惑的なスタッフ/キャスト・クレジットも本作から。
まだ顔は見せないが、声と体の一部と猫を抱いたスペクター首領。
デズモンド・リューエン演じるQも本作から登場し、レギュラーに。新兵器紹介はお約束に。
オリエント急行やまるでヨーロッパ巡りのようなロケも魅力的。コロナで自粛の今、気分だけでも堪能出来る。
サスペンスもアクションも面白味も極上。
名シーンや印象的な登場人物、本作から本格的に始まったボンド映画の基本フォーマット。
ボンドより愛をこめた、シリーズ最高傑作の人気に嘘偽りは無い!
(まぁ、昭和ライダーと平成ライダーを同一線上では語れないように、本作とスカイフォールを比較するのはやめておく)
屈強な敵との格闘アクション、ヘリやボートなどダイナミックな輸送メカチェイス、支給品の小道具秘密兵器の数々(キングスマンの毒ブレード仕込み靴は本作へのオマージュ)闇の犯罪組織、東西スパイ合戦、スパイのメッカとなるイスタンブール、ボンドガールには知性とお色気の双方が求められる事。などなど、後の007、或いはそれのみならず、スパイアクションもの、ハードボイルドもの等に多大な影響を与えた功績は大変大きい。(オリエント急行には子供心に憧れたなぁ(笑))
時代が進むにつれて映像技術の進歩も表現手法の革新も目覚ましい事だが、それらの源流が本作には詰まっている。半世紀以上過ぎても通用する素晴らしさには刮目したい。
ボンドガールが美しい。ベッドでお出迎え、たまりません。それにしてもモテすぎじゃない?(笑)
秘密装備も楽しい。しっかり話に絡んでる。刺客、アホすぎ。ベラベラ喋ってる間にはよ殺せっちゅうねん。ヘリ、ボートアクションとなかなか見せる。飽きることなく見られます。
BS-TBS吹替版鑑賞。ボンド声優やや癖強すぎ。
ラストのヘリコプターのシーンは今見ても大迫力で圧巻です!