名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
プロット
日本
04月19日 1997 台灣上映
けんかえれじい
プロット
日本
11月09日 1966 台灣上映
かけひきは、恋のはじまり
プロット
アメリカ
11月08日 2008 台灣上映
虹のかけら
プロット
日本
05月03日 台灣上映
時をかける少女
プロット
日本
03月13日 2010 台灣上映
標的の島 風(かじ)かたか
プロット
日本
03月25日 2017 台灣上映
本站關於電影海報,預告,影評,新聞,評論的綜合性電影網站,我們提供最新最好的的電影以及在線影評,業務合作亦或意見建議請電郵我們。(Copyright © 2017 - 2022 KKTM)。聯絡我們
時計じかけのオレンジ評論(20)
暴力的なシーンが多いけど、
70'sロンドンのモッズファッション、シャイニングにもあるようなキューブリック監督ならではのインパクトのあるカットが印象的でおしゃれな映画だった。この監督好きだわー。
うーん、なんというか、ここまで痛烈な社会風刺をすると全員気狂いに見える凄まじい世界観。そしてどうしても「ultra violence」が酷すぎて好きになれない…。何度も見るのをやめたくなった。これを評価できる人は何を高く評価しているのかわからない。
主人公のアレックスは世の中を舐め切っていて、暴力、強盗、レイプなどに明け暮れ、殺人を犯して刑務所行きになるのだけど、実に短絡的で道徳観が欠落した人間。
そんな彼がおかしな心理療法を受けて暴力ができない身体になるかわりに刑務所から出てくるが、根本的には何も変わっていなくて、単にパブロフの犬的な療法で悪い感情が出ると吐き気がして動けなくなったり、自殺したくなってしまう。
んで、そんな身体になった彼はタブロイド紙に追いかけられる存在になるのだが、政治的に利用されて殺されそうになったり、果てまた逆に政府に持ち上げられて世論を動かしたり。
出てくる人たちの掌返し感がなんとも滑稽で、世の中に対する批判を風刺しているのはわかる。時計仕掛けという言葉はまさにこのロボットのような右往左往する感じなんだろうなと思いつつ、勝手に生きているように見えるアレックス自身が実はその渦の真ん中にいるというのがまさに皮肉でもある。
ここまでくるともはや世の中は絶望でくだらないものにしか見えなくて悲しい。
無駄にアーティスティックな内装や音楽が色々出てくるが、どれも滑稽さを誇張している感じがした。
うーん、気持ち悪い。二度と観たくない。
えっらそうにしてるけどお前ら全員カスやし!
キューブリック監督か当時の若者たちか、誰か知らないが、とにかくおこ💢な映画だった。
スノッブなインテリ層、マスコミ、老人、権力者、オサレ女子、etc。
怒れる若者達は激しい衝動や暴力に突き動かされ、ultra violenceによって制裁を下す。悪事の限りを尽くす。英国で問題作とされ、長い間上映禁止とされていたのも納得の酷さ。
世論対策か、後半、主人公は一人天誅を受けるのだが、その仕置きがまた壮絶で、満身創痍の俳優さんには同情しかなかった。そして。
やっぱお前らカスなのは変わんねえ!みたいな反骨精神に溢れたラスト。
下品ギリギリまで毒を盛った刺激の強さ。洒落乙バイオレンス映画の系譜はここから始まったのだろう。
これが1972年作品というのが一番の驚きで、
画面の細部にまでこだわり抜いたセンスの素晴らしさに始終、感動した。
アングルの素晴らしさ、小道具ひとつひとつのこだわり、
遠心力の皮肉ささえも、
ああ、キューブリックったらもう!と自分の親戚みたいな口調になってしまう。
現代ではgoproでスーパーカメラばりの水飛沫が撮れますが、
この時代にそれをやってのけたキューブリック、
いったいどれだけの先見の明を持っていたのか!!
原作を破壊することで有名で、
原作者からは糞だの恥だの言われ続けたキューブリック、
しかしあなたが残した功績は大きい。
黒澤とキューブリックだけを観て育てと言う先生も居るくらいのカリスマ性。
私は脚本よりやはり映像に魅せられたほうなんですけどね。
あの猫屋敷のオブジェや、おっぱいミルク、
本当にステキでした。
コロバ・ミルク・バーとかミルク・プラスとかネーミングが良い。
ホラー・ショーとか独特の単語が使われてたんだけど(ナッドサット言葉?)訳もいまいち分からない部分があったからそこが理解出来るともっと面白そう。
ストーリーは割と普通だと思った。当時はそんな事無かったんだろうけど。
でも音楽と衣装と雰囲気の格好良さは今じゃ出せない。
私は好きな世界観だけど引く人も居ると思うから最初は1人で見るのがおすすめ。