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まぼろし プロット フランス 09月14日 2002 台灣上映
まひるのほし プロット 日本 01月16日 1999 台灣上映
まぼろし天狗 プロット 日本 08月12日 1962 台灣上映
まぐろのしっぽ プロット 日本 04月22日 2000 台灣上映
醒めてまぼろし プロット 日本 02月26日 2021 台灣上映
快傑まぼろし頭巾 プロット 日本 09月28日 1954 台灣上映
ひろしま評論(18)
今(2020年春)、世間はコロナ禍で大騒ぎ、街中は対照的に静寂に包まれている。
こんなときこそ、こうした映画を見てもらいたいものだ。
近年でもアイドルが出演するような戦争映画、ドラマもあるが現実とはかけ離れ過ぎていて心に響かない。
その点、この「ひろしま」は原爆投下後わずか8年後に作られ、被爆した市民も多く参加し、かなり現実に近いものではないだろうか。
原爆投下は正しいことだったという米国人には是非観てもらいたい。もちろん日本人も観て知らなければならない。
8月6日には原爆関連の番組が必ずあるのに8月9日はとくになし。
こうやって戦争の映画化する時もほとんどが広島。
別に原爆とか戦争の話に興味はないけど興味のない自分からしても扱いがやけに不公平だなと思う。
映画の内容はまぁ当時はこんな感じだったんだろうな〜大変そうだな〜地獄だな〜って。
当時の人たちの辛さなんて到底わかるわけがないから易々とは語れない。
もちろん面白い映画ではない気分は悪い。
原爆が投下されてからの映像は白黒でなければ見ることは出来ない。
ラストの死者たちが立ち上がるシーンは胸に迫る。
8月6日の広島の惨状を、それを経験した広島市民が演じていることに大きな意義があるように思えました。実際に体験したからこそ伝えられるものがある…参加された人々の平和への強い想いが溢れていました。
本当は本作で描かれているよりももっと酷く、もっと残酷な景色が広がっていたはずです。もはや我々の想像を絶する光景が眼前に展開され、まさに“地獄”としか形容しようの無い惨憺たる状況だったでしょう…。
終戦を迎えたからと言って、原爆によってもたらされたものが消えるわけでは無く、様々な種類の傷痕を74年経った今でも根深く刻み付けている。そのことに思い至らない自分が情けない限りです…。
知らないことは山ほどある。
知らなければならない。
知って、その意味について考えなければならない。
ずっと、考え続けなければならない。
二度とこのようなことが起こらないように。
過ちを繰り返さないように…。