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旅姿鼠小僧 プロット 日本 07月22日 1958 台灣上映
百万ドル小僧 プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
小便小僧の恋物語 プロット ベルギー 07月06日 1996 台灣上映
鼠小僧次郎吉 プロット 日本 04月03日 1965 台灣上映
ねずみ小僧怪盗伝 プロット 日本 12月28日 1984 台灣上映
底抜け便利屋小僧 プロット アメリカ 07月03日 1962 台灣上映
猫目小僧評論(3)
それが実写化したら、デカイ頭のきぐるみとか…製作費がしんどいのは分かるがあんなんがウロウロしてたら、小僧が一番に取っ捕まってしまうわ!
肉玉を原作で読んだ時は怖かったのに今改めて映像化されると、何か違うなぁ。
さらに物語が進むと、人間を肉玉に変えてしまうという臭くて気持ち悪くて恐ろしい造形のクリーチャーが登場する。ゾンビのように次から次へと感染して増えていくのですが、増殖方法がうん○のような肉玉を食べさせるというもの。ここでスカトロファンは大喜び。しかし、普通の観客ならドン引きです。もうエロなのかホラーなのか、ひょっとするとコメディなのかわけがわからなくなってくるのです。
序盤、猫目くんの登場はほのぼのとした田舎の風景に溶け込んでいましたが、一方では肝だめしバカップルが妖怪ギョロリの封印を解いてしまったので大惨事になってしまいます。まるで『となりのトトロ』にゾンビが登場するかのようなアンバランス。役者がそれぞれ下手なので、学芸会チックなノリで不思議空間を楽しめるのです。顔の痣のためにいじめられていたまゆかが、痣が完治してから同級生の態度も変わり、好きな男性とも恋に落ちる。表面的な醜さと心の優しさという両面が人の態度をどう変化させるのかも興味深いところでした。
30年ほど前、TVでも「猫目小僧」を放映していましたが、「ゲゲゲの鬼太郎」人気に便乗した手抜きの紙芝居アニメといった印象があります。今回の実写化では完璧なかぶりものにしたという潔さは好感持てるし、B級ゾンビ映画をリスペクトしているところも評価できるのかと思います。しかし、人々の恐怖の表情が全くなっていない。脇に徹した津田寛治でさえお粗末な演技。田口浩正が主役級の役だから期待していたのに・・・まともな演技はつぶやきシローだけだったかもしれません。
【2006年9月映画館にて】