ネクスト・ゴール・ウィンズ
プロット
イギリス・アメリカ合作
02月23日 台灣上映
落下の解剖学
プロット
フランス
02月23日 台灣上映
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争
プロット
フランス・スイス合作
02月23日 台灣上映
映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)
プロット
日本
03月01日 台灣上映
シークレット・キングダム ピーターの奇妙な冒険
プロット
オーストラリア
03月08日 台灣上映
エブリワン・ウィル・バーン
プロット
スペイン
03月08日 台灣上映
本站關於電影海報,預告,影評,新聞,評論的綜合性電影網站,我們提供最新最好的的電影以及在線影評,業務合作亦或意見建議請電郵我們。(Copyright © 2017 - 2022 KKTM)。聯絡我們
仁義なき戦い 完結篇評論(11)
「仁義なき戦い」シリーズ第5作。
Blu-rayで2回目の鑑賞。
原作は未読です。
第三次広島抗争を軸に広島やくざたちのその後の姿が描かれました。前作まで脚本を書いていた笠原和夫が降り、これまたやくざ映画を数多く手掛けている高田宏冶が登板。「頂上作戦」までで全て描き切ったから次を描く気にならないと云う理由で降板したとのこと…。
確かに蛇足感は否めない。ですが、やくざたちの世代交代を描いたドラマは、諸行無常の響きがあり、長年に渡り激烈な争いを展開して来た男たちの虚しい去り際の背中に、とてつもない哀愁を覚えました。
警察の目を逃れるため、広島やくざたちは武田の元で団結し、政治結社“天政会”を組織していました。表向きは暴力団で無くとも実態はそのもの。呉と広島の小競り合いを発端として、内部抗争が勃発しました。
抗争を仕掛ける市岡のギラギラさが浮いているように見え、歴史に淘汰される前の最後の閃光のように見えました。その死はまさに時代が変わったことの証明だなぁ、と…。「そこら辺の店ササラモサラにしちゃれぃ!」…ササラモサラってなんじゃらホイ?(笑)
戦後世代の若者たちが多く登場し、青春の昂ぶりを暴力へと昇華させようと気炎を上げました。そんな若者たちが放った銃弾によって、第1作から登場していた槇原や江田が殺害されてしまいました。有り余る暴力衝動を迸らせ権謀術数を張り巡らし、熾烈な戦いを生き抜いて来た男たちの最期としてはあまりにも呆気無く、容赦一切無しの無情さと一抹の寂しさを感じました。
完全に世代交代の波が押し寄せていることは明白で、もはや我々の時代ではない…。出所後の広能が下した進退に関する決断も、移り行く時の流れには逆らえず、流される血と自分たちのやって来たことの無情さに否応無しに向き合わされた結果のように思われて、心が揺さぶられました。
※追記(2020/01/21)
宍戸錠さんが亡くなりました。
本作では大友勝利役を千葉真一より受け継いで、圧巻の演技を見せてくれました。「牛の糞にも段々があるんで!」と云う名ゼリフはまさかのアドリブ…! 梅毒に脳を侵されているという設定の中、強烈な存在感を示していました。
心より、ご冥福をお祈り致します。
※鑑賞記録
2021/01/08:Blu-ray(3回目)
監督 深作欣二。脚本はこれまでの全シリーズを担当してきた笠原和夫が前作で完結させたという理由で引き受けなかった。その為、笠原和夫から依頼を受けた高田宏治が脚本を担当している。
傑作シリーズ最終章にふさわしい最高の内容だった。第1作目から活躍してきた広能達も年を取り、若い世代の台頭が極まる。時代が変わって行くのは誰にも止められない。このシリーズを通して、諸行無常というものを強く感じた。しかし、実際に変わり続けているのは表面的な部分だけで、本質的な人間の暴力や争いは未だ存在し続けている。現代にも姿を変え暴力は残り続けている。そんな深作欣二監督のメッセージにも考えさせられた。
役者陣の演技も本当に素晴らしい。第2作目に登場した大友勝利が再登場するのだが、第2作目で演じた千葉真一に変わって宍戸錠が演じている。宍戸錠の演技は、千葉真一の演じた大友勝利イズムをしっかりと受け継いだ好演で、とても感動した。特に松方弘樹演じる市岡と盃を交わすシーンでは、テーブルに並ぶ酒や食べ物を片腕で吹き飛ばし、圧巻の演技だった。市岡演じる松方弘樹の演技も最高で、不敵な笑みや笑い方が不気味で印象的だった。
内容も切ない最終章なのだが、このシリーズを観終わってしまった空虚感や切なさが凄い。それ程までに素晴らしいシリーズだった。日本映画最高峰で間違えない。何度も何度も観返してきたシリーズだが、観返す度にその思いは増していく。このシリーズに出会えて良かったと心の底から思う。深作欣二や俳優陣などの製作陣、東映に感謝。
平成最後の日に再鑑賞して良かった。時代が移り変わる時にピッタリの作品だった。
寄り合い所帯の結社は内紛が絶えなかったが、松村は硬軟取り混ぜてうまく取り計らっていた。
武田の出所、ついで広能(菅原文太)が出所、風雲急を告げる。
一応お終いだが会社は許してくれない。
しかし仁義を通している広能(菅原文太)、武田(小林旭)、松村(北大路欣也)は本当にかっこいい。
この映画は完結しても仁義なきやくざ社会の負の連鎖は永遠に続く...と知らしめるような最後は素晴らしい!
やはり同じ役者が違う役で出てくるのに馴染めなかった。さらに今作では同じ役を違う役者になる。