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モービウス評論(18)
なんとなく期待しちゃってたのが悪いのかもだけど正直あんまりだったな。つまらなくはないけどありがちな展開だなと。コウモリの音波?の機能を映像にしたのは良かったかな。超人的で、悪の力を手にしつつも結局はヒーロー側なんだなと思ったんだけど、最後疑問に思ってしまって。ヴァルチャーと手を組むならやっぱ悪なのかねと。全体としても終わり方としても、うーん、といった感じでした。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
スパイダーマンやバットマンと違って初めましてのキャラだから、オリジンというか、キャラクター説明の描写が長くなるのは仕方ないんだけど、それでも前半はかなり冗長に感じた。モービウス博士がああなるまでの描写は、もう少し絞ってタイトに出来たんじゃないかな。
#モービウス
ただ、「モービウス」は「バットマン」とは違い、人間から異形なものへと変身するので「ダークさ」はこちらの方があるのかもしれません。
本作はジャレッド・レト扮する天才医師マイケル・モービウスが、幼い頃から血液の難病を患い、同じ病に苦しみ続けている兄弟のような親友マイロのため、自身を実験台に使って禁断の治療法を試すことになります。
結果的に、超高速飛行能力などの超人的な能力が備わる一方で、コウモリと同様に人の血を欲するようになり、「命を救う医師」が、「命を奪う吸血鬼」になってしまう葛藤が「モービウス」というキャラクターの造形を深くしていました。
さらには、危険すぎる治療法のため親友マイロのことを考え、使うことができず対立などが生まれます。
コウモリの特殊能力である超音波の反響を利用する「バットレーダー」で瞬時に周囲の状況を感知する際の映像表現や、超高速で移動する超人的なスピードで飛行能力を発揮するシーンなどでは「マトリックス」のようなアクションシーンが見られたりと見応えはあります。
ただ脚本が上手く機能していないのか全体的に断片的に思え、どこか盛り上がりに欠ける印象を持ちました。
このところのハリウッド映画では2時間半~3時間くらいが標準になりつつある中で104分という上映時間は魅力的でもありました。
とはいえ、あと16分を使い2時間で深い物語を見られた方が個人的には良かったです。
いずれにしても、ラストも含め今後が楽しみになる作品でした。
ですよ。80%の人が高く評価してます。ロッテントマトの評価はまだ。あなたは?