デンマークの人気ミステリー小説「特捜部Q」シリーズの映画化第5作。過去の未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の部署・特捜部Q。ある事件で逮捕直前の犯人に自殺されてしまった警部補カールは、しばらく休養をとるよう指示されるが、早々に現場に復帰する。カールは相棒アサドとともに、小児性愛者の疑いのある公務員スタークの失踪事件を調査していた。ある日、デンマークの国境警察が、スタークのパスポートを所有する少年マルコを拘束する。カールたちは連絡を受けて駆けつけるが、マルコは何も語ろうとせず……。キャスト・スタッフには新たなメンバーが集結。警部補カールを「真夜中のゆりかご」のウルリッヒ・トムセン、相棒アサドを「デンマークの息子」のザキ・ユーセフが演じ、「ヒトラーの忘れもの」のマーチン・サントフリートが監督を務めた。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2022」上映作品。
特捜部Q 知りすぎたマルコ評論(1)
このフランチャイズ・フィルムは常に6億5千万円以上の興行収入もあり、とにかく評価と評判の一定水準をクリアしている観ていて安心できるデンマーク製フィルム・ノアールなので日本でも少なからずファンもいることを前提に...
監督、脚本家、それと主演の二人を変えるということは何が起きているのか見当もつかない。
我が強いところがあり人から誤解されるタイプのカールと彼の性格が分かっている相棒のいい奴アサド... シリアスなのに二人のやり取りでホッとする場面もあったのに!
いきなりカールが禁煙って、あのねぇ? そんな風に灰汁を抜いてしまったらスカスカの見る価値を見出せないただのフーダニット・三文サスペンスになってしまう。
シリーズは続くかもしれないけど... 別物と考えればいいのかな?