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クナシリ評論(2)
ロシアに併合されてから、日本人が作った様々なものが破壊され、クナシリが文明から取り残された地域になってしまっている。
おそらく、クナシリはもう日本に返還されることはないだろう。
本当に貴重な映像といえるドキュメンタリーだ。是非、映画館に足を運んでご覧いただきたい。
コズロフ監督は当局の許可を得て国後島に上陸し、そこで暮らす人々や労働者、役人たちにインタビューし、うらさびしい島の現状を淡々と撮影していく。島民たちの口からは、政府が国後島を領有しているのは漁業権が主目的で、生活する国民のためにインフラを整備したり観光開発したりする気がないことに対する不平が聞かれる。ある女性は何十年もトイレのない家に住んでいるとこぼす。
1945年8月にソ連軍の部隊が島に上陸して日本軍兵士らが降伏した時の様子を再現するイベントが行われていて、やはり日本人としては複雑な思いがする。島の数少ない娯楽なのだろう、島民たちがほぼみな見物に来るとナレーションが入るが、彼らの表情はどこかうつろに見える。
監督は2部作にすると決めているといい、次作は国後島からわずか16kmの距離に位置する根室町で撮影予定だそう。コロナ禍で進捗に影響が出ているようだが、おそらく日本人側の北方領土に対する思いが主題になるであろう次作により、国後島と千島列島の現在が立体的に浮かび上がってくるはず。完成と公開を期して待ちたい。