サウスバウンド(2007)
プロット
日本
10月06日 2007 台灣上映
フィクサー(2007)
プロット
アメリカ
04月12日 2008 台灣上映
シャッフル(2007)
プロット
アメリカ
01月31日 2009 台灣上映
シルク(2007)
プロット
カナダ・フランス・イタリア・イギリス・日本合作
01月19日 2008 台灣上映
臨死(2007)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
マイ・ファーザー(2007)
プロット
韓国
12月12日 2009 台灣上映
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マーターズ(2007)評論(13)
死後の世界を知りたい団体に拉致監禁拷問される女の話。
前半は前に監禁されてた人が復讐に行く話ですが、後半は他の人が監禁されます。
グロいです。
女性が殴られ、髪を切られ、皮を剥がれます。
耐性のない人は観ない方が良いです。
そういう系が好きな人にはオススメです。
しかし、
中盤からの演出や進展が少し無茶があるというかやり過ぎな気がしました。
落ちもあって無いようなものというか、無いというか。
超展開且つ意味不明です。
色々と許せる人向けですね。
グロ苦手な人は見ないほうがいいと思います。
奇形、監禁系のスプラッター映画が好きな人は楽しめる?かもしれないです。
そういう描写は得意ではないけど映画なら大丈夫、という感じ。
色々解釈があって賛否がわかれてるっぽいけど、どや顔で過激な描写を見せてるだけの映画ではないと思う。監督曰く「ラブストーリーだけど孤独と人生の敗北についての映画」との事。
ベースとなる価値観として、痛みや悲しみ、絶望や怒り、喜びなどなどの「経験」や「な感情」は他者とは完全に共有出来ない信用出来ない、というのがあると思う。
あれだけ酷いことをされたリュシーが事件後唯一信頼したアナが自分を疑っていた事を知り、絶望し、自殺してしまう。そしてアナはリュシーのことを何も分かっていなかった事とリュシーの絶望を理解し「マーターズ」、となる。カルト宗教的な物が出てるけど殉教者、というより「大義の為に苦難を受け入れる事で知る事ができた者」というイメージかと思う。大義というのは恐らくリュしーに対する贖罪意識からくるもの。
そして最後にマドモアゼルが自殺したのは何故か。恐らくアナの言葉を聞いて絶望したからだと思う。
ではマドモアゼルに発した最後の言葉は何か?
恐らく「リュシーとアナ」と「自分」を絶望的に隔てる言葉、リュシーとアナの繋がりを示す言葉だろうと思う。何かはわからないけど、自分が必死に求めている物が絶対に手に入らない、知ることが出来ないと悟り、自分の人生の虚しさを知ったのではないか。
最初に書いた「他者の共感」、不可能なそれをできる事を目の当たりにすると同時に自分には不可能であると。
最後の目撃者の言葉はアナのことであり、マドモアゼルの事ではないかと思う。
以下は蛇足
この「他者との共感とその先」について、同様のテーマで漫画(趣味)を描いた事があるからこのような考察になったのかも。
もし自分ならアナの抜いたセリフは、機能を持たせるだけで特に限定はしないと思う。
(こんな感じの事、程度)
もっと言うとその漫画はそのテーマには誰も気づかずにただの鬱漫画と思われている節がある。。表現って難しい。。
ホステルは終盤になって、カタルシスがあったが、この映画にはそれが無く、ただただ不快で意味不明。
トラウマ度はホステル互角だけど、映画の出来としては、だいぶ劣ると思います。
私はスプラッターは得意ではないのですが、今作は好みを超越。
開始5分に圧倒され…
中盤の衝撃展開を経て…
終盤【並のホラーとは格の違う】凄みのある恐怖を味わえる大・傑・作!
(2014/2/4)