ひきしお
プロット
フランス・イタリア合作
07月22日 1972 台灣上映
しまじろうと おおきなき
プロット
日本
03月13日 2015 台灣上映
さらば愛しき人よ
プロット
日本
09月12日 1987 台灣上映
楽しき人生
プロット
韓国
11月08日 2008 台灣上映
優しき罪人
プロット
韓国
01月28日 2022 台灣上映
おかしなおかしな石器人
プロット
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10月10日 1981 台灣上映
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愛おしき隣人評論(4)
映画「愛おしき隣人」(ロイ・アンダーソン監督)から。
作品の中に、何度も出で来る酒場の風景、
お決まりのように「ラストオーダー」を告げると
それでは最後にもう一杯・・と思うのだろうか、
ゾロゾロと、最後の注文にカウンターに集まる。
それもそのはず・・「ラストオーダー」と声を掛け、
「酔っぱらう最後のチャンスだよ」と言い直すから。(笑)
面白いなぁ、この定義・・とメモしたけれど、
「ラストオーダー」と声を掛ける同じシーンで、
「また明日があるから」と言い直すシーンに心が動いた。
そう、今日はこれでおしまいだけれど、
また、明日も気持ちよく酔っぱらいにおいで、
そんな気持ちが伝わってきて、嬉しくなった。
飲み過ぎだよ、もう帰りなさい・・ではなく、
今日も楽しかったね、この続きは明日ね、そんな感じ。
本当に、無名な映画だったけど、いろいろ考えさせられたな。
要所にユーモアを効かせたところがあって笑わせられるのですが、個々にそんなパーツのシーンがあっても、ストーリー性が皆無では、素直に笑う気にもなりません
さらに登場人物が語る台詞は、愚痴ばかり。あとは敵わぬ夢。それを解決することもなく垂れ流すばかりなんです。
トドメはラストの意味ない、戦闘飛行機の群れが延々3分も意味なく続き、突如エンディング。
隣に座っていた人のため息のほうが、台詞よりも耳に残った作品でした。
同じ日に当たってた『スシ王子』の試写会にいっとけば良かったのにと公開しました(;_:)
登場人物のセリフは愚痴や叶わぬ夢ばかり。奮闘することもなく、ヒーローが出てきて解決することもなく、ただ垂れ流すばかり。
山も谷も無い、単調な映画だけどなぜか魅力的に感じる。
ほとんどのシーンが固定カメラで撮影されていて、また殺風景で人間に活力が無いのだが、どこからか人間臭さが感じられる。
これでリスニング・トリロジーを全て見たことになるのだが、本当に人間をリアルに描いていると思う。
ラストオーダーの鐘を鳴らすバーの店主が「また明日」と言うのが、なんかすごくすてき。
いろいろ考えさせらる映画3部作だった。
最初襲撃の夢を見て起きた人と、最後の戦闘機がたくさん飛ぶシーンは繋がっているのかな?
テーブルクロスの下の鉤十字のマークは一体どういう意味なのか?
まだよくわからないこともたくさんある。
【♪レ~ジ~メ~♪】
基本的にストーリーがあるというではなく、次々と出てくる「しょっぱい」人達。独特の引いた、殺風景な映像が、一つ間違えばコント集になりかねないところを、微妙な空気感を出しています。
【ぐだぐだ独り言詳細】
とにかく全体を通して出てくる「しょっぱい」人達。ネタバレというほど特に言ったからといって、ストーリーもないので問題はありませんが、この「しょっぱい」イメージが命なので控えます。
むちゃむちゃ不幸というわけではないのですが、それこそ
「何で私だけ?」
みたいな感じのことありません?例えて言うなら、家具の角に足をぶつけるみたいな・・・まあ逆にいうと、
「そんなことで?」
ということで「ぐずぐず」言ってます。
女の子の憧れるロック・ミュージシャンの所属するグループの名前のように(このネタがわかるのはたぶん35歳以上だと思いますが・・・)、この「しょっぱい」ことの連続だと、それこそコント集みたいになってしまいますが、
それを独特の空気感を出すようにしているのが、
・ちょっと引き気味のアングルと、
・殺風景なセット
です。これが
おかしくもあり、
物悲しくもあり、
何だか北欧って感じなんですよね。とにかく他では味わえない、「しょっぱい」んだけど、ちょっと幸せな気分になれる、可愛い作品です。個人的には、嘆き言葉がBGMに乗せて語られるシーンが、結構かっこよかったです。