暴力とドラッグに支配される街に暮らすひとりの黒人青年の目を通して、現代アメリカ社会が抱える病巣を鋭く活写した異色の青春映画。監督は撮影当時、弱冠20歳の双子アレン&アルバート・ヒューズで、ビデオクリップの演出で鍛えられた斬新なビジュアルセンスと、黒人コミュニティの現実を直視する冷徹な視点、さらにブライアン・デ・パルマの「スカーフェイス」やニコラス・レイの「夜の人々(1949)」などに影響を受けた暴力描写が見どころ。兄弟とタイガー・ウィリアムズの原案を、ウィリアムズが脚色。製作はダリン・スコット、撮影はリサ・リンツラー。音楽はQDIIIで、出演もしているMCエイト、ハイ・ファイヴなどのラップ/ヒップホップ・サウンドが全編を彩る。出演はタイリン・ターナー、ジェイダ・ピンケットら。「シュワルツェネッガー
プレデター」のビル・デューク、「パルプ・フィクション」のサミュエル・L・ジャクソンらが助演。
ポケットいっぱいの涙評論(2)
これ系の映画はどれも野生動物を描いているようだ。特にこと映画に関しては、殆どの理由がムカついたから、殺す。それだけだ…。
ギャングまでいかない、地域の悪ガキという感じでしょうか。ハイリスクハイリターンな裏の仕事が回ってくるような位置にいるわけでもなく、逆に救いようがないという。
見せ方がシンプルだし良いと思う。