ビートルズ レット・イット・ビー劇情

ビートルズの新曲Let It Beから題名を得た、ビートルズ主演映画の第三作。製作はニール・アスピネル、監督はマイケル・リンゼイ=ホッグ。撮影はトニー・リッチモンド、レス・パロット、ポール・ボンド、録音はピーター・サットン、ロイ・ミンゲイ、ケン・レナルズ、編集はトニー・レニーがそれぞれ担当。出演は「ビートルズがやって来る
ヤア!ヤア!ヤア!」「HELP!
四人はアイドル」のビートルズのメンバー、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター。

ビートルズ レット・イット・ビー演員

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ビートルズ レット・イット・ビー評論(2)

ifwidm
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高校生の時に見て以来、ずっと気になっていたが、ようやく再見することが出来た。小野ヨーコが登場すると、ブサイク的大存在感から映画館が大きくどよめいたのが思い出された。

改めて見てみると、ポールがこんなに曲作り及びボーカルで中心になっていたのかとの驚きがある。ジョンレノンがバックコーラス兼バックミュージシャンのごとき様相。ジョージにポールが演奏上のクレームや指示?を出す。この時期、実は音楽性のレベルからポールのワンマングループであったのか。そして、ポールはBeatlesであることが大好きであるが他のメンバーはそうではないことがひしひしと伝わってきた。ただ、グループ最後のライブ演奏であった屋上で、ジョンレノンの歌唱と演奏がとても気持ちよさそうで心に響いたのは、昔も今も変わらず。
RensCeodphi
RensCeodphi
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1969年の「ゲット・バック・セッション」と「ルーフトップ・コンサート」の様子を記録した、ビートルズのドキュメンタリー映画。

第43回アカデミー賞において、編曲・歌曲賞を受賞。

空中分解寸前だったビートルズ。
この状態に危機感を抱いたポールが、「昔のように集まって音楽作って、コンサートして盛り上がろうぜ!」という意図から企画したのがこの「ゲット・バック・セッション」。

その様子をテレビ番組用に記録していたのだが、メンバー間の溝は想像以上に深く、結果としてビートルズの終焉を記録した映画となってしまったのが本作である。

アカデミー賞も受賞している、他には替えのきかない超貴重な作品にも拘らず、現在に至るまでビートルズによる正式なソフトのリリースはされていない。
一説によるとポールがストップをかけているらしいが、詳しいことは不明。
内容が内容だけにビートルズ側が公にしない気持ちもわかる気がするが…

というわけで、ブートレグを購入して鑑賞しております。
まぁ本当は良くないんですけどねぇ、でもしょうがないじゃないですか…今や正式には観れないんだもん。

末期のビートルズの仲が最悪だったのは周知の事実ですが、なんだかんだ演奏中は楽しそう。メンバーが心から音楽を愛していることがよくわかる。

とはいえ、やはりメンバー間の人間関係がギクシャクしているのは映画を観ているとよくわかる。
メンバー間というより、ポールとジョージの関係がヤバい。

映画から推測すると各メンバーの気持ちはこんな感じか。
ポール「ビートルズはもっと上を目指せる!僕の言う通りにしていれば絶対凄い作品が作れるんだから、みんなもっとやる気出せよ💢」

ジョン「ポールの言う事もわかる気がするけど、もうビートルズに興味ないんだよなぁ。とにかくヨーコのことが大好き大好き😘愛こそが全て!」

ジョージ「ポールうぜぇ、まじでうるせぇ😡昔ならともかく、今なら2人に負けない曲を作ることが出来るんだから、このままビートルズにいることは自分にとってマイナスでしかないな。」

リンゴ「うわっ、空気悪いなぁ…取り敢えずみんなの間に入って楽しくレコーディング出来る様に立ち回るか。」

まぁ、大体こんな感じだと思う。
映画中で一番4人の関係性が見て取れるのが「オクトパス・ガーデン」の場面。
リンゴとジョージが仲睦まじくピアノで演奏している中、ジョンが部屋に入ってきてクールな感じでドラムを演奏し始める。
和気藹々とやっていると、ポールがピリピリした感じで入室し、みんな自然と演奏を止める。
この状態を見れば、もうこのバンドは長くないな、というのは誰の目にも明らかだっただろう。

独裁者の様に振る舞うポールだが、やはり天才中の天才。
「レット・イット・ビー」から「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を演奏する件は何度見ても心が震える。

そしてこの映画、なんといってもクライマックスの「ルーフトップ・コンサート」の様子が最高!
ビジネス街のど真ん中で突然演奏を始めるなんて、はっきり言ってテロ行為。
現代なら間違いなく大問題に発展するだろうが、長くライブ活動を停止していたビートルズの登場にロンドンの街が騒つく様子は、ドキュメンタリーとは思えない緊張感がある。

わずか2℃しかなかったという極寒の中、それでも楽しそうに演奏する彼らの姿を見るだけで涙が溢れる。
楽曲も最高で、「ゲット・バック」から「ドント・レット・ミー・ダウン」、そして「アイブ・ガッタ・フィーリング」の流れは何度見ても総毛立つほどの感動を覚える。この三曲は歌詞の内容も当時のビートルズを表しているように思えて、個人的に大好き。

そして映画の最後にジョンの一言。
「オーディションは合格かな?」
はー、カッコ良すぎる…やはりビートルズのリーダーはジョンしかあり得ないと再確認。
単純に映画の締めの一言としても最高です。

ビートルズの映画として、これ以上付け足すものも引くものもない、パーフェクトな作品。
歴史的な価値を考えると、よくぞ撮影していてくれたという感謝の気持ちが湧いてくる。

余談だが、本作を鑑賞する前に1964年の「エド・サリヴァン・ショー」に出演し、演奏した4人の映像を観ておいた。
まだあどけなさを残していた若者が、たった5年でここまでアーティストとして成長するものかと恐ろしさを感じた。
歴史に残る名曲を数多く作曲していたのが、20代の青年達だったとは到底信じられない。

やはり、ビートルズは歴史上最高のアーティストである。間違いない。

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