チェッカーズ 1987 GO TOUR at 中野サンプラザ デジタルレストア版
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コットンクラブ評論(5)
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 75
豪華なキャスト、ゴッドファーザーの流れそのままのギャングたちの振る舞い、その時代のファッションや音楽などが見所。野望・欲望・愛情が踊りや音楽や抗争の中にはめ込まれては次々と登場する。そんな演出の仕方はまさにコッポラ監督らしく粋である。
本作ではリチャード・ギヤよりもグレゴリー・ハインズがやや目立っていたように思う。10代の情婦役のダイアン・レインはまだ本当に10代で美形。
この楽しくもあり、興奮もし、それでいて悲しさがあるという映画、私、大好きですね、ほんと。
アメリカ禁酒法時代下の映画を探してて飛びついた作品。主演は若きリチャード・ギア。その他、ニコラス・ケイジ、ローレンス・フィッシュバーンなんかも出ていてびっくり。実在していた店、人物を元にしているとあって若干興奮。笑
35歳のリチャード・ギアのかっこよさときたら…しょっぱなからめちゃめちゃや…。カラーの丸めがねに乱れたオールバックに…中折れ帽(フェドーラというんですね)、最高です。
黒人ミュージシャンと競い合ってコルネットを演奏する音楽家ディキシー、野望のために身を落とすその弟、ギャングのボス、ディキシーと恋に落ちるもダッチの愛人になった20歳にも満たない美女、
身分違いの恋をしてしまうタップダンサーとシンガー
1920〜1930を舞台に、金、音楽、マシンガンが入り乱れながら様々な人間の成功、失敗が描かれている。
音楽の見せ方が最高にカッコイイ。ディキシーのコルネット、ピアノに、黒人タップダンサー達の競い合うビート、歌って踊るシンガー…
サンドマン兄弟のタップダンスのステージや、黒人パブのタップダンサー陣のステージは鳥肌もの。
さらさらとピアノに触れるディキシーもしかり。
マフィアはたむろうし、黒人は人間として扱われず、銃もマシンガンも当然、こんな時代下で音楽というものはなんて強い力を持っているんだろう。こんな時代下でもやはり憧れてしまう。そしてビジュアルもドストライク。画面の色あい、明暗、シルエット、影、渋くてかっこよくてさらにセクシー。
ストーリーどうこうより、音楽、ビジュアルを楽しむ映画かなと。最後は若干拍子抜けだったし。なにより、タップダンスにはまってしまいそうです!!