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エクスタミネーター評論(3)
チンピラの運転する車がバイクを追いかけて、ところが道が狭くてモタモタするところなど変にリアルで面白かった。
主人公が、銃弾を改造するなど武器を自作する場面などテンションが上がるのだが、普通に銃を撃つだけで特にその弾の威力が高くなっている描写などはなかった。敵が吹っ飛んでいたからあれがそうなのかな。
ハンダごてで焼かれた売春婦が可哀想だった。その後も元気に営業していて、胸を見られた途端感情を高ぶらせるのは変だった。ヤクのせいだろうか。
主人公を追う刑事は、女医と病室でセックスしてご機嫌だった。
全体的にモタモタしていてエキサイティングな場面もあまりそうでもなくて眠くなった。
VHS時代からずっとパッケージが気になっていたので見れてよかった。
当時かなりショッキングだった。
改めて見直して、時代は感じるが懐かしく鑑賞した。
当時、ビデオのパッケージを見た時、これはとんでもないバイオレンス映画だな!と思って観たら、そうでも無かった。
内容は「狼よさらば」「タクシードライバー」の流れを汲む、無秩序な街への怒りがテーマで、ニューヨーク派の監督グリッケンハウスが、当時の治安の悪さに嘆き、その怒りを脚本にしたそうです。
本作の良いところは、主人公をあくまで怒りの1市民として描き、ヒーローにはしないために残虐描写を控えなかったところですね。
内容がとくに目新しいものではなく、主人公も平凡な容姿のため、処刑シーンだけが際立っています!
ネズミに生きたまま食わせたり、人肉ミンチ、水銀弾ぶちこむ、バーベキューなど、有名な首チョンパ(スタン・ウィンストンがいい仕事してます笑)は今見てもエグイ。
主役のロバート・ギンティは、その後の作品がTV放映時に、「炎のエクスタミネーター」「怒りのエクスタミネーター」「必殺エクスタミネーター」と改題されてしまうという、本作が唯一の代表作ですね。
個人的には愛嬌のある下ぶくれフェイスが好きだっただけに、その後の作品に恵まれなかったのが残念です...合掌。