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富江 re-birth評論(3)
細胞の一部からでも再生できるといった富江シリーズは無視しているのだろうか、殺してもすぐに現れるという世界観だけなのだ。相変わらず、男が富江に惹かれていく過程は描かれておらず、殺したくなる狂気の心理描写も何もない。ただ、「殺して」と言うだけなのだ。
それにしても第1作でも謎だった「あなたは私」という台詞が結局は解明されず、ほんの一瞬乗り移っただけなのもつまらない。3作通して見てもも、この富江のキャスティングは全く納得いかない。
自宅(CS放送)にて深夜(早朝)に鑑賞。何作か作られてるシリーズの一本。伊藤潤二の劇画が原作で、監督が清水崇とご贔屓の二人。“北村ひとみ”役は最近余り見かけない遠藤久美子で、この人も結構好み。脚本は“藤ダリオ”名義の本をたまたま今読んでる藤岡美暢。監督のキャリア中ごく初期の作品、後に繋がる描写や演出が垣間覗く。怖いよりも不気味な上、やり過ぎ感も有り、苦笑するシーンも度々。ただプロットや展開が良くも悪くも在り来たりで、如何にもなステロタイプなお約束の連続。“細田朋子”を中島ゆたかが好演。50/100点。
・鑑賞日:2011年8月22日(月)
酒井美紀、妻夫木聡、遠藤久美子ら出演陣が、この手の映画としては豪華。
役者が揃っていて、見やすかった。
ストーリーが理解しにくい。
主人公(巧)の彼女のひとみまで富江化するのは、やりすぎだとおもった。
絵画(分裂する富江)の絵をラストにもって来たかったのはわかったが・・・。
俊一と母の2人で、富江を浴槽でバラバラにするシーン。
酒井美紀のオールヌードを入れもよかったんじゃないか。
酒井美紀の富江は微妙だった。