らせんの素描
プロット
日本
06月22日 1991 台灣上映
らせん階段(1946)
プロット
アメリカ
02月15日 1949 台灣上映
らせん階段(1975)
プロット
アメリカ
01月01日 1975 台灣上映
魅せられて
プロット
イタリア・アメリカ・イギリス・フランス合作
01月01日 1996 台灣上映
さくらん
プロット
日本
02月24日 2007 台灣上映
踊らん哉
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
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らせん評論(11)
久し振りに見たが、その印象は変わる事はなかった。
「リング」の流れを汲む不穏な雰囲気と始まり方はイイ。胸を開かれた真田広之が喋り出すシーンなんて不気味さ満点。
ところが、徐々に焦点が定まらなくなってくる。
「リング」は貞子の呪いをじわじわ煽るオカルト・ホラーだったのに対し、本作は呪いを科学的に検証しようとするサスペンス。その為、貞子の呪いの恐怖が薄れ、また、ホラーに重点を置きたいのかサスペンスに重点を置きたいのかどっちつかず。
テーマもイマイチ分かり難い。呪いの根源を描きたかったのか、主人公・安藤の苦悩と葛藤を描きたかったのか、それとも人間の傲慢を描きたかったのか。
ウィルスの存在とか舞として生まれ変わった貞子とかラストの展開とか原作を読んでいないとピンと来ない。
「リング」と違うアプローチの心意気は買うし、その後の「リング2」「貞子3D」といった凡作と比べたら、真っ当な正当なる続編。
だけどやっぱり、「リング」派なんだよね〜。
冒頭、解剖が終わって死体発見状況を話しているシーンで、執刀医がスナック菓子だか、フライドポテトだかを食べながら話を聞いていますが、ボリボリ食べる音をリアルに流していて、その音要る?と、思いました。いや、そもそも音以前に食べている状況が意味なく、脚本家や監督のセンスの無さに辟易しました。
科学的に貞子ホラーについて描いているのだが、ちんぷんかんぷん。
読めば感染して、貞子の意向に協力すれば死なないとか。
よくわからない展開。
原作読んでないとわからないようなので、時間ができたら小説版にチャレンジしてみます・・・。
発言(呪い)を他人が肩代わりすれば責任を逃れられる。
過去の出来事(死者)はコピーされ、改編されて受け継がれる。
「リング」と比べられがちですが、外伝としてしっかりしたドラマになっています。