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震える舌評論(18)
#震える舌 鑑賞
破傷風に侵された少女とその両親の苦闘を描いた作品。
破傷風ってこんなに怖い病気なの?と疑問に思ったけど、wiki情報でも死亡率50%らしい。確か三種混合ワクチンに入っていたはず。
#渡瀬恒彦 と #十朱幸代 が夫婦
#中野良子 が綺麗
子役の子の演技が上手だった
本気で怖かった。
病院での待合室の雰囲気がリアルにあって恐ろしい。
闘病生活に精神が磨耗していく両親も
女の子の濁音混じりの呻き声も痙攣で跳ね上がる体も舌を噛んで顎が真っ赤に染まっているのも怖い。
父親の、なにも罪を犯していないのに
こんなに苦しんで死んでしまうのなら、
一生子どもを作らずにずっとお前だけを愛するからねという独白や、病気に語りかける訴え。
母親の病室のドアを開けるのが凄く怖かったという声が
追い詰められるような気持ちにさせる。
破傷風の症状が本当怖い…
夜に見て泣いてしまった。
心霊とかサスペンスとかとは違う恐怖。
怖かった…でも治ってよかったよ…
小さな女の子が口内の血を吸出されるシーンも苦しい。
女の子の意識がやっと戻って怖かった、チョコパイ食べたいっていうシーン…もう泣いてしまう
お父さんが治った娘にリンゴジュース買って走るシーンが、缶ジュース抱き締めて泣き出すシーンが来てまた泣く。
娘がチョコパイやだ、ポテトチップス食べたい!って言うんですって
お母さんが笑ってお医者さんに言うところも本当に泣ける。
やっと元に戻れた、良かったとほっとする。
[物語]
・1980年製作という古い映画なので、ホラー映画として「どう落とすか」が見えず、逆に新鮮でした。個人的にラストは「え?この終わり方?」となりました。
[演技]
・少女の演技がとてつもなく上手でした。具体的には、痙攣の演技、破傷風に罹って喋らない演技、破傷風に罹る前の笑顔と罹った後の無表情のギャップ、が良かったです。
・父親役の渡瀬恒彦さんはわかないながら安定の演技。一方。母親役の十朱幸代さんは、一見、昭和な棒読み演技に見えますが、絶望の淵に立たされた時は迫真の演技です。これによって絶望的な状況にとても共感することができて、一層恐怖感が増します。
[音楽]
・ホラー映画でありながらバッハのクラシックをぶつけてくることで、不気味さを一層盛り上げます。
[演出]
・終始、暗い照明・空間が恐怖を一層あおってくれます。具体的には以下です。
- 冒頭、河原で遊ぶ少女のシーン。照明無し。そのままの光。
- 破傷風ゆえに病室が暗室状態になる。
- 家でもほとんど照明を使っていないような暗さ。いわば社宅そのままの光を利用する。
- 家のメイン電気も周りに装飾用の布を被せて少しでも暗くする。
[全体]
・ホラー映画といえば、「日常とはかけ離れた恐ろしいもの(未知のウィルスや幽霊など)に襲われる」という認識がありましたが、こちらの映画では日常にしっかりと存在する「破傷風菌」というウィルスに襲われた家族、というちょっと意外な観点の物語でした。にもかかわらず、しっかりと恐怖させてくれる映画の強さ、を感じます。医療の進み破傷風に悩みづらくなった現代の視点で見ても恐ろしく感じるということは、1980年の医療状況下でこの映画を観ると、本当に恐怖したことでしょう。当時。「絶対に子供に泥遊びをさせない!」と思う親御さんが増えて当然ですね。今でも見応えのある「現実的ホラー映画」な一作でした。
#映画 #ホラー #現実的ホラー #昭和の演技 #子役凄い #演技圧巻 #渡瀬恒彦 #破傷風 #リアルホラー #医療系ホラー
破傷風に侵された少女と、その両親の苦悩が描かれた作品。
病気と家族の戦いが描かれているのだが、テイストは完全にホラー映画。破傷風に犯されている少女が、悪魔憑き系ホラー風に描かれているのが印象的だった。
役者陣の演技が凄い。重病に犯された少女を演じた子役は勿論、両親役の渡瀬恒彦と十朱幸代が最高の演技。この名演技を観るだけでも一見の価値有り。特に渡瀬恒彦がレコードの前で涙するシーンは印象深い名演技だった。
家族の大切さを再確認させられたのと同時に、病気の怖さや現在では当たり前になっている医療への感謝、健康でいることの幸せさを再確認させられた作品だった。
両親の精神をもむしばむ病魔に翻弄された家族の戦いを描く。
娘、熱演すぎます。
みていられなかった(最後まで見たんですが)。
自分の生まれる前の作品はここまでさせていたのかという衝撃と当時の病院の対応が印象的でした。
現在の規制と技術の中でこの作品をリメイクしたらどう描かれるんだろう。
危機感と安堵感を併せ持った音楽たちが秀逸な作品でした。