どっちにするの。
プロット
日本
08月27日 1989 台灣上映
虹が落ちる前に
プロット
日本
03月19日 2022 台灣上映
ハートビープス/恋するロボットたち
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
恋する女たち(1986)
プロット
日本
12月13日 1986 台灣上映
恋する女たち(1969)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
恋する人魚たち
プロット
アメリカ
10月12日 1991 台灣上映
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藁にもすがる獣たち評論(11)
風呂屋のロッカーに忘れられてたヴィトンのバッグを発見したアルバイトの男が、中を見ると、10億ウォン(約1億円)が入っていた。
このお金は誰のもので、みんなが自分のものにしようと奪い合い、殺し合いが起こり・・・という話。
誰もが主人公の様で主人公じゃないという面白さが有った。
先の読めない展開で、最後は、えっ!、って言うシメも良かった。
あと、認知症のお婆ちゃんが家が燃えてる時に言った「五体満足で生きてるだけでどうにかなる」って言う言葉が1番響いた。
日本の作者が書いた小説らしいが、韓国の監督と役者で違和感なく楽しめた。
個人的には夫からDV受けてた妻役のシン・ヒョンビンが可愛かった。
出てくる人たちが苦悩し恐怖しながら徐々に絡み合っていく展開は、奥田英朗や伊坂幸太郎の小説を読んでいるみたいな感覚。個人的にこういうクライムサスペンスの群像劇が大好きなので思いっきり楽しませてもらった。
派手なアクションはないが、代わりにヒリヒリと乾いた暴力シーンがちょいちょい繰り出される。結構ドギツイことをサラッと描いてて、怖いシーンのはずなのになんならちょっと笑えるシーンもあったりして。原作は日本の小説だが、ここまで面白くなったのは韓国映画ならではなんじゃないだろうか。脚本が素晴らしいからアクションの物足りなさなんて全く気にならなかった。韓国映画のクライムサスペンスの名作がまた生まれた。
ちなみに冒頭出てくるホテル内のサウナの従業員がピエール瀧にしか見えなかった(いろんな映画に出てる俳優さんなんだけど)。どうでもいい話ですみません。
とはいえ、ストーリーありきでちょっと無理矢理では?というところもなくはない。
韓国映画によくあるユーモラスなシーンはまるでなくただただ陰惨。目が離せなくてキツい
KCIAを観た際チネチッタでこの作品の予告を見て興味をそそられこの度鑑賞。
予告を見る限り一つの大金をめぐり人々が争う様子を想像させられる。
序盤は各々の登場人物の背景から始まる。その登場人物達が共通するのは借金苦で首が回らない状況である。そのお金に困った登場人物達がどうやって纏まったお金を工面し現状を打破するか描かれ物語は進む。
大金を工面するが故にやはり周囲はまともな人間を築けておらず、また悪い事をしてでもいかに大金を手に入れるかというダークな描写が続く。
序盤から中盤にかけては予告で想像させられた登場人物達各々が一つの大金を争い奪う展開やその様子がなく、
またそれぞれの人物達の仕事やら見た目やら共通性が薄い人生をそれぞれ送ってるため一瞬、あれ?という気持ちにさせられるが、
作品が進むにつれてその共通性の薄い人物達が借金苦という唯一の共通性から一つにまとまっていく展開は非常にエキサイトな気持ちにさせられる。
時には嘘をつき人を殺してでも金を得て、そして騙され、殺され金を奪われて…と主要キャラ達が獲得を狙った大金に関わった者全て一瞬の幸を得た後に大きな不幸を遂げる展開が繰り返される。
その展開は時にはバイオレンスに、時にはサイコチックに時にコメディカルにいろんな描かれた展開で進むため終始非常に楽しめる。
結局作中で金を奪い合ってきた人物達は誰一人幸を得る事ができず、最後はまた新しくその大金をめぐって不幸が広がる展開が始まりそうな臭いを漂わせて終わるのがまた面白い。
大金の始まりがあのDV被害を受けていた奥さんが得た保険金からはじまると予想していなかったのでそこも面白かった。
最後の最後に認知症のおばあちゃんが言い放った「生きてりゃなんとでもなる」がこの作品の全てだね。
悪い事、非道な事をしてでも得た物に対し幸は結局長くは続かない。苦しくても他に足つけて少しずつ前に進むのが良いのだろう。
韓国作品らしいとても楽しいサイココメディ作品であった。