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太平洋奇跡の作戦 キスカ評論(8)
第二次世界大戦で日本は敗戦するし、特攻隊やら、玉砕やら、命を粗末にすることが「お国のため」「戦争に勝つため」として勇ましい姿のように見られた時代だけど、そんな中で『キスカ島救出作戦』のような人を助けるために全力を尽くした話が実在した事は、戦争に勝つ事とは縁遠い作戦だけど、素晴らしい事だと思う。
これぞ、日本人の誇りを描いた映画なんじゃないかな?
題材がイイね。
特撮がかなり凄い作品だと思った。
とにかく爆発がスゴイ。花火ではなく爆発だし、爆薬を使う量も多いんだろうシーンがいっぱいある。映像の切り貼りやミニチュアの活用とかで、上手く見せているんだろうけど、違和感ない仕上がりになっており、寧ろかなり迫力がある映像が多い。特に敵戦闘機を撃ち落とすシーンなんかはど迫力である。最近みた『連合艦隊』はミニチュアが前面展開されていたので、それと比べると、ほんとに素晴らしい出来だと思う。
クリント・イーストウッドの映画でも知られている硫黄島に留まらず壊滅に至った戦地は数多い、それも完敗を玉砕と言い換えて讃えている。当時の軍部は多勢に無勢でも楠木正成の千早城の闘いに倣えなどと支離滅裂、兵など所詮捨石と考えていた。そんな中でキスカ島撤収作戦はまさに奇跡、海軍の作戦としても稀有な例だろう。昭和18年といえば戦局も不利な中でもまだ余裕があったのだろう、映画の中でも同胞を救うと言うことよりもアッツ島玉砕に続いてキスカ島の兵までもみすみす見殺しにすることでの汚名、面子を慮っているようにうかがえる。
陣頭指揮に当たった木村 昌福少将は立派な髭でも有名、本作では三船さんの役どころも別名(大村海軍少将)で髭も生やしていないのだがでキスカ島の生存者を招いての試写会では劇中、髭の水兵に話しかけるシーンで笑いが起こったそうだ。
国威高揚の美談に描かなかったところは救いだが真相は知る由もない、生存者による考証、監修によりほぼ史実に基づいているとも思われるが作戦が成功していなければ描かれることのなかった戦争の不条理を垣間見せて頂きました。
1965年の東宝特撮戦争映画。
敗戦色濃く、太平洋の島々の日本軍はことごとく玉砕。
キスカ島の5200名の兵も玉砕覚悟。
米軍に包囲されたそのキスカ島から全兵を救出。一人も傷付けずに。
太平洋の奇跡と呼ばれたキスカ撤退作戦。
その作戦というのは、濃霧に紛れて島に近付き、上陸するというもの。
盲点を付くと言うか、何とも大胆不敵!
ぬか喜びさせない為に、島の兵にも極秘。
米軍にレーダー傍受されてもいいように、敢えて島の兵たちに玉砕を促すような電報を。
指揮を執るは、目立った戦歴は無い司令官。
あくまでこれは戦いに勝つという作戦ではない。
冷静沈着。判断力。忍耐力も求められる。
結果的にはドンピシャな人選であった。
奇跡の作戦とは言え、全てが万事上手くいった訳ではない。
作戦決行、島に近付くが霧がそれほどでもなく、一度は目前で引き返す。
事前に島に連絡係を送り、寸前になって生きて還れる希望を持つが、その時の一旦中止の落胆は計り知れない。
やはり無理だ。俺たちは還れない。
全員玉砕の覚悟。
覚悟は救出側も同じ。
覚悟を持って、作戦再決行…!
特撮は勿論、円谷英二。
要所要所の特撮シーンもさることながら、作戦の要、霧のスモーク演出はさすがの匠の技。
ハリウッドの戦争映画マーチを彷彿させる團伊玖磨によるマーチ曲も軽快。
戦争映画は捉え方が難しい。
本作だって、日本軍万歳!と見えなくもない。
人を殺す戦争。
でも、人を救う行為も。
娯楽和製戦争映画としてもなかなか面白かった。