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クィーン 線上看
クィーン
6.8
/10
共16評論
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類型
プロット
時長
104分
語言
英語
地區
イギリス・フランス・イタリア合作
演員
ヘレン・ミレン
マイケル・シーン
ジェームズ・クロムウェル
シルビア・シムズ
アレックス・ジェニングス
ヘレン・マックロリー
ロジャー・アラム
ティム・マクマラン
編劇
ピーター・モーガン
台灣上映
04月14日 2007
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評論
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クィーン劇情
ダイアナ元皇太子妃が交通事故で急逝した直後のイギリス王室の内幕を描いた作品。かねてからダイアナとの不仲説が噂され、事故後も沈黙を貫き通そうとするエリザベス女王に、国民は次第に不満を募らせはじめる。そんな中、就任したばかりの首相トニー・ブレアが王室と国民の和解に奔走する。ひとりの人間として苦悩するエリザベス女王を見事に演じたヘレン・ミレンは、アカデミー賞をはじめ多くの映画賞で主演女優賞に輝いた。
クィーン演員
ヘレン・ミレン
マイケル・シーン
ジェームズ・クロムウェル
シルビア・シムズ
アレックス・ジェニングス
ヘレン・マックロリー
ロジャー・アラム
ティム・マクマラン
クィーン劇照
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クィーン評論(20)
kzbnbtx
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「クィーン」(スティーブン・フリアーズ監督)から。
英国・エリザベス女王を見直した、なんて表現すると、
「映画だから」・・と言われそうだが、
英国王家の伝統・品格に対するメモも溢れた。
ダイアナの死に対して、世界はバッキンガム宮殿に半旗を望んだ。
しかし、その意味を知って、なるほどな、と思った。
「旗は『君主が宮殿にいる』ということのしるしなのだ。
400年続いているしきたりだ。誰のためにも、半旗にはしない」
さらに女王は、王室の動きの遅さや沈黙を批判されながらも言い切る。
「私は誰よりも英国民を知っていて、彼らの見識と判断を信頼しています。
英国人の哀悼の表現は、控え目で品位があるのです。
世界が尊敬する国民性です」と。このコメントに胸が熱くなった。
「今の世の中は、大袈裟な涙とパフォーマンスの時代、
私はそれが苦手なの」
これが女王の真意なのかもしれない、とメモは続けた。
また彼女が、世界の反応に苦悩し、伝統に潰されそうになった時、
王家の1人が励ますシーンがある。「ヨーロッパ最大の王家よ。
千年以上途切れることなく、続いてきた王家の長」
何か、日本の天皇家にも当てはまるコメントだな、とメモをした。
日本は、それ以上に続いてきたのだから、国民も誇りとし、
世界に尊敬される国民性に、もっと自信を持ち続けたい。
PS.(グッときたシーンを、ちょっとご紹介)
女王が、小さい女の子が花を持っているのをみつけ、
ダイアナへの献花と感じ声を掛ける。「お花を置いてあげましょうか?」
それに対して「いいの・・・あなたへの花です」と、女王に花を手渡す。
女王が、苦悩の顔から一瞬見せた笑顔が忘れられない。
「私に? ありがとう」の言葉を添えて。正直、涙腺が緩みます。
Mgsnpsikhxo
3 years ago
誰もが知ってるアノ事件の裏側で、一体何が行なわれていたのか?いや、ワイドショーではないんですけどね(^^;。
なかなか、良く出来た映画です。アノ事件の裏で英国王室が、どのように考え、行動していたか?またそれに対して、首相が如何なる手を打っていたか?といったところが、ドキュメント・タッチで描かれています。しかも上映時間たったの1時間44分!抑揚なく淡々とストーリーが進んで行くので、大作ではあると思うのですが、そんなに構えずにご覧になることが出来ると思います。
エリザベス女王をはじめとした王室の考え方は、決して間違っている訳ではないのですよ。長い歴史・伝統によって培われてきた、王室の規範・慣習などに則って行動すると、ああいう結果になってしまった…。彼等はそれに何の疑問も抱かず、当たり前のこととして行動した。それが時代の流れに即していないということに、まるで気付かないままに。その辺りが映画では非常に克明に映し出されているのですが、何かホントに浮世離れしている感があって、滑稽でもあり哀れにも思えました。伝統と格式を重んじ、守っていくってのは、大変なことなんですよね。我等小市民には、思いもつかないことなのですが。
ヘレン・ミレンは、オスカー獲得も納得の演技ですね。しっかし、まだ主要登場人物の皆さん存命中だというのに、よくこんな映画作りましたよね。吾輩、その勇気(って、言うか無謀…(^^;)に脱帽いたしました。いや、お見事です
ところで、彼の地では、女王陛下自らが4輪駆動車のハンドルを握り、単身狩猟へお出掛けになるんですね!この映画で吾輩がもっともビックリしたのは、実はそのシーンでした…。警護は、おらんでもイイんかい??
Dswalngrea
3 years ago
ダイアナ元妃が事故死した1997年8月31日から葬儀が行われた日までの王室、エリザベス女王の苦悩を描いた映画。どの程度真実に近いかは分からないが、王室を皮肉っているような箇所があったり、よく造れたなと感心する。
女王の夫、フィリップ殿下が、子供達(ウィリアム王子ヘンリー王子)が可哀想だから元気付ける為と狩りに連れ出すが、どうみても自分が楽しんでいるように感じる。ブレア首相が大事な電話をかけてきても紅茶が冷めてしまうと怒っていたり。全く悲しむ様子がない。女王ではなく殿下を悪者しているのは女王への忖度か?
ダイアナ元妃が亡くなったことへのコメントを出さない女王に対して国民の批判が高まった時に、ブレア首相が女王をかばって記者達に激怒した場面、コレも忖度?
ダイアナをよく思っていなかった英国王室が事故に見せかけて暗殺したのでは?などという憶測まで流れたりしたのに、こんな映画を撮ってしまうのは凄いとは思うが、観終わると、王室やエリザベス女王に対する敬意はきちんと感じられ、王室に嫌なイメージは残さない映画になっている。(チャールズ皇太子は別だけど)
tgkgdy
3 years ago
ダイアナ元妃の事故死がテーマだが、そのものを捉えるのではなく、それに起因する英王室のドタバタ劇をシリアスに描いた作品だ。
ヘレン・ミレン演じる女王は品があり、政府と国民の板ばさみの中で苦悩する様子が浮き彫りになる。
この映画、ブレア首相がすごくいい人で、スポンサーの一人なんじゃないかと疑ってしまう。逆にダイアナ元妃は、ホントに世間が評価するほどの人物だったのか疑問が残る。
落ち着いた映像に、サスペンス的な動きを与えた音楽が秀逸。
Licusdscseulsfe
3 years ago
ヘレン・ミレンの威厳漂う演技が素晴らしい。
世界中が注目した事件を異なる側面からドラマチックに描いた作品。
淡々と史実を描きつつ刻々と変化して行くイギリス国民の感情とエリザベス2世の心の変化を的確に対比させている。
事実に基ずきながらも筋立てがしっかりしている。
女王自ら車を運転したり、たった14年前のことなので時代劇とは違った今の「王族」と言われる人の生活がリアルに見てとれる。
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クィーン評論(20)
映画「クィーン」(スティーブン・フリアーズ監督)から。
英国・エリザベス女王を見直した、なんて表現すると、
「映画だから」・・と言われそうだが、
英国王家の伝統・品格に対するメモも溢れた。
ダイアナの死に対して、世界はバッキンガム宮殿に半旗を望んだ。
しかし、その意味を知って、なるほどな、と思った。
「旗は『君主が宮殿にいる』ということのしるしなのだ。
400年続いているしきたりだ。誰のためにも、半旗にはしない」
さらに女王は、王室の動きの遅さや沈黙を批判されながらも言い切る。
「私は誰よりも英国民を知っていて、彼らの見識と判断を信頼しています。
英国人の哀悼の表現は、控え目で品位があるのです。
世界が尊敬する国民性です」と。このコメントに胸が熱くなった。
「今の世の中は、大袈裟な涙とパフォーマンスの時代、
私はそれが苦手なの」
これが女王の真意なのかもしれない、とメモは続けた。
また彼女が、世界の反応に苦悩し、伝統に潰されそうになった時、
王家の1人が励ますシーンがある。「ヨーロッパ最大の王家よ。
千年以上途切れることなく、続いてきた王家の長」
何か、日本の天皇家にも当てはまるコメントだな、とメモをした。
日本は、それ以上に続いてきたのだから、国民も誇りとし、
世界に尊敬される国民性に、もっと自信を持ち続けたい。
PS.(グッときたシーンを、ちょっとご紹介)
女王が、小さい女の子が花を持っているのをみつけ、
ダイアナへの献花と感じ声を掛ける。「お花を置いてあげましょうか?」
それに対して「いいの・・・あなたへの花です」と、女王に花を手渡す。
女王が、苦悩の顔から一瞬見せた笑顔が忘れられない。
「私に? ありがとう」の言葉を添えて。正直、涙腺が緩みます。
なかなか、良く出来た映画です。アノ事件の裏で英国王室が、どのように考え、行動していたか?またそれに対して、首相が如何なる手を打っていたか?といったところが、ドキュメント・タッチで描かれています。しかも上映時間たったの1時間44分!抑揚なく淡々とストーリーが進んで行くので、大作ではあると思うのですが、そんなに構えずにご覧になることが出来ると思います。
エリザベス女王をはじめとした王室の考え方は、決して間違っている訳ではないのですよ。長い歴史・伝統によって培われてきた、王室の規範・慣習などに則って行動すると、ああいう結果になってしまった…。彼等はそれに何の疑問も抱かず、当たり前のこととして行動した。それが時代の流れに即していないということに、まるで気付かないままに。その辺りが映画では非常に克明に映し出されているのですが、何かホントに浮世離れしている感があって、滑稽でもあり哀れにも思えました。伝統と格式を重んじ、守っていくってのは、大変なことなんですよね。我等小市民には、思いもつかないことなのですが。
ヘレン・ミレンは、オスカー獲得も納得の演技ですね。しっかし、まだ主要登場人物の皆さん存命中だというのに、よくこんな映画作りましたよね。吾輩、その勇気(って、言うか無謀…(^^;)に脱帽いたしました。いや、お見事です
ところで、彼の地では、女王陛下自らが4輪駆動車のハンドルを握り、単身狩猟へお出掛けになるんですね!この映画で吾輩がもっともビックリしたのは、実はそのシーンでした…。警護は、おらんでもイイんかい??
女王の夫、フィリップ殿下が、子供達(ウィリアム王子ヘンリー王子)が可哀想だから元気付ける為と狩りに連れ出すが、どうみても自分が楽しんでいるように感じる。ブレア首相が大事な電話をかけてきても紅茶が冷めてしまうと怒っていたり。全く悲しむ様子がない。女王ではなく殿下を悪者しているのは女王への忖度か?
ダイアナ元妃が亡くなったことへのコメントを出さない女王に対して国民の批判が高まった時に、ブレア首相が女王をかばって記者達に激怒した場面、コレも忖度?
ダイアナをよく思っていなかった英国王室が事故に見せかけて暗殺したのでは?などという憶測まで流れたりしたのに、こんな映画を撮ってしまうのは凄いとは思うが、観終わると、王室やエリザベス女王に対する敬意はきちんと感じられ、王室に嫌なイメージは残さない映画になっている。(チャールズ皇太子は別だけど)
ヘレン・ミレン演じる女王は品があり、政府と国民の板ばさみの中で苦悩する様子が浮き彫りになる。
この映画、ブレア首相がすごくいい人で、スポンサーの一人なんじゃないかと疑ってしまう。逆にダイアナ元妃は、ホントに世間が評価するほどの人物だったのか疑問が残る。
落ち着いた映像に、サスペンス的な動きを与えた音楽が秀逸。
世界中が注目した事件を異なる側面からドラマチックに描いた作品。
淡々と史実を描きつつ刻々と変化して行くイギリス国民の感情とエリザベス2世の心の変化を的確に対比させている。
事実に基ずきながらも筋立てがしっかりしている。
女王自ら車を運転したり、たった14年前のことなので時代劇とは違った今の「王族」と言われる人の生活がリアルに見てとれる。