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小間使の日記評論(1)
シュールレアリスムを代名詞に持つ(初期作品だけか?)ブニュエル作品としては、大変解りやすい作品となっているが、本作のシニカルさはまさにブニュエル作品といえよう。モロー演じる都会から田舎の邸宅にやって来た小間使セレスティーヌの目線から、ブルジョワ階級の体たらくぶりや使用人の間にもある格差、そしてフェチシズムや世の中の理不尽さを描く。本作に登場する人物は皆、何やら「おかしい」。都会のような娯楽の無い田舎での生活は、ブルジョア階級を“変態”へ導く(笑)。女性の靴に異常な興味を持つ女主人の父。夫との性生活に耐え切れない女主人。妻が応えてくれないために、使用人に手当たりしだい手を出す女主人の夫。隣家からゴミを投げ入れるなど嫌がらせを続ける隣人等々、階級は上でも人間的には下賎なブルジョワジーたち。使用人の間で権力を握る下男のジョゼフは人種差別主義者であり幼女趣味。しかし、何といっても一番インパクトのあるのは、この中では一番“まとも”であるセレスティーヌ本人だ。彼女がこれらの登場人物を操っていくのがスゴイ。やっぱり女ってコワイ。あの手この手で誘惑を試みる主人を軽くあしらい、おじいちゃんの変態趣味には呆れながらも付き合ってあげ、女主人の嫌味は受け流す。小間使として培ってきたプロ意識(?)に軟弱なブルジョワジーがかなうはずも無い。ある日、幼女のレイプ殺人が起こり、ジョゼフを犯人と確信したセレスティーヌが彼に罠を仕掛ける。ジョゼフは逮捕され、セレスティーヌは隣人である退役軍人の妻の座にちゃっかり収まってしまう。ものすごいブラックユーモア!しかしこれで終わらせないのがブニュエル監督だ。ジョゼフは証拠不十分で釈放され、こちらもちゃっかり故郷でカフェを経営し、熱烈なナチの信奉者となっているのだ。ブルジョワジーとちがいプロレタリアートのしたたかさ!銃で撃たれる蝶や、少女の足に這い回るカタツムリなど、シュールな映像が所々にインサートされ、ブニュエル独特の映像センスが光る。