ウェンディの見る夢は
プロット
オーストラリア
02月22日 1991 台灣上映
天使も夢を見る
プロット
日本
09月07日 1951 台灣上映
夢見るシングルズ
プロット
フランス
11月10日 1996 台灣上映
夢見るペトロ
プロット
日本
08月12日 2023 台灣上映
ジョッキーを夢見る子供たち
プロット
フランス
01月24日 2009 台灣上映
神は見返りを求める
プロット
日本
06月24日 2022 台灣上映
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窮鼠はチーズの夢を見る評論(4)
そこまでBLの免疫が無いので、絡みのシーンに面食らいましたが
よく考えたらノンケ男にとっては一番ネックになる部分ですから、そこを描かずにどうするよ!!ってことですよね。R15です。
いろんな感情が渦巻くさまが終始スリリングに描かれるので、ちょっとした視線や態度からも目が離せませんでした。
お互いの思いが重なったり、すれ違ったり…。
そして、二人のバランスが崩れてる度に別れが訪れるのですが、それぞれの“別れ”は段階を経て意味あいが変わっていきます。
距離感への躊躇だったり、苦しみからの逃げだったり、相手への思いやりだったり。
そしてそれは同時に、一人の男の自我の崩壊と再生を、段階を経て丁寧に追っていく作業でもあると感じました。
これまで自分が身につけてきた社会的な常識や、自然に受け入れていた価値観を壊すってもの凄いことですよね。
戸惑いから始まり、抗えない自分の感情に驚き、迷い、葛藤し、そして今までの自分自身を自らが壊す覚悟と勇気。
それらの過程の心の動きを、じっくり追体験させてくれる映画でした。
好きなシーンが沢山あって、観た人とネタバレを気にせず話したくなります。
私の周りにはそんな相手がいないので、一人で反芻して楽しんでいますが(^^;)
それぞれの思惑が交錯する食事シーンが良いです!
家でまったりTVを見ているシーンも素敵。
外でオープンにしていないぶん、部屋の隅々にまで二人の思い出が詰まっていて
とくに、たまきちゃんとの部屋のシーンは、えげつなくお気に入りです。
お互いに感じている事が違いすぎていて辛い。
そして、何と言っても成田凌くんの魅力と説得力に引きずり込まれます。
成田凌くんが可愛くて可愛くて。
一途な想いがいじらしい。
一緒にいるのも地獄、離れるのはもっと地獄な苦しさから解放してあげたくなる気持ちもわかります。
成田凌くんでないと、この生々しさは出なかったと思うのですが
監督の話によると、成田サイドは脚本を読んだ段階でどちらの役でもOKだったそうです。
確かに。。大伴でもハマりそう。
ちょっと見たい気もしますが、大倉くんの残酷さも非常に良かったです!
誰にでも優しくてソツがなく、いつも受け身で言い訳出来るポジションにいた男。
そんな男のラストの姿が、心から消えません。
私は自分の事をノンケだと思っているけれど、そもそもヘテロって何だろう?
生まれながらの趣味趣向はあるにせよ、ある男の自我の崩壊を追体験する事で、そもそも人を愛することに、そんな垣根は無いように思えてきました。
成田凌の目線や一挙手一投足全てが切なく美しい。他の人には絶対にできない素晴らしい演技。他にもこの作品で大きな意味を持つ女優陣の演技も鋭く繊細で素晴らしかった。
大倉くんがよくこの仕事受けたなと思わずにはいられない作品です。
はじめネコかと思ったらしっかりタチになってるし(笑)
R 18に相応しい出来でその手の人もある程度満足できるんじゃないかな?
画的に綺麗だしね。
最後投げっぱなし?で終わるのもこの作品らしくて好き。
原作未読です。
当時は、かなりのヒットメーカーで期待も大きかったのですが、なぜか作風が独特なものになって行き、それ以降は残念ながら、たまにしか「見て良かった」と思える作品に出会えないようになっていきました。
そんな行定勲監督が瞑想期間を経てようやく「答え」が熟成されてきたようで、本作では、かなり人間描写や映像表現もしっかりしていて、(15年前とはまた違った形で)行定勲監督が復活してきたように感じました。
本作では、主演の大倉忠義と成田凌の演技が特に良く、切なくも愛おしい恋愛模様をリアルに表現しています。
しかも、覚醒した行定勲監督も容赦なく巧みに描写し続けています。
それに応えるように、大倉忠義は自然体ながらも、ある種の色気のようなもので空気感を醸し出し、成田凌はこれまでに見たことのないような可愛らしい仕草などを見せていました。
2人の他に4人の女性陣も登場し、通常の恋愛映画よりも人間模様が興味深くなっています。
最初の2人の再会のシーンから自然で、最後まで無理のない上質な完成度の作品でした。
題材から万人受けする作品とも思いませんが、出来の良い映画であることは間違いないと思います。