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02月17日 台灣上映
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03月29日 台灣上映
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03月22日 台灣上映
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02月23日 台灣上映
青春群像評論(6)
ずっとたらたら続くのかなと思ったら、ファウストとサンドラ夫婦、そしてサンドラの兄モラレスの抜き差しならない、なんとも言えない関係性が炙り出されてくる。
クズ同然のファウストと、と彼を赦す?モラレスもまた、何者でもない自分に嫌気をさしているようで、少しずつ感情移入してしまう。これは作者かな?
にしてもファウスト、映画館で隣の席にいた貴婦人をつけて家に押し入り接吻とか、犯罪だよ!あと終盤、今度は貴婦人があとからナンパするのも可笑しい。良くも悪くも、この映画の筋道、つまり人生の起伏を(悪い方向だが)作っているのはファウストなんですよね。クズなんですけどね。大団円でサンドラとより戻ったけど、お前絶対また浮気するダロ!
上手いこといえませんが、甘い生活といい、フェリー二の享楽主義は快楽主義ではなく、ニートのダラダラ感というか、モラトリアムをしゃぶる退廃的な匂いがします。
で、この映画はなんで面白いのかよくわからない、でもずるずるみてしまう不思議な映画でした。
総合50点 ( ストーリー:40点|キャスト:60点|演出:65点|ビジュアル:60点|音楽:65点 )
怠惰な生活が普通になっている昔のイタリアの若者、といっても実はいい歳だが、要はただの無気力な遊び人たちの話。30歳にもなる大人なのにまるで中学生のように自分にも他人にも責任感や義務感を持つ事もなくぐうたらに生きる。当時のイタリアは失業率も高くて失業者も珍しくないのだろうが、仕事もせずくだらないことで時間を潰し人生を無駄にしている姿をとりとめもなく描いているだけ。しかも一番よく登場するファウストはかなりのクズであり、その他の人物もろくなやつらがいない。ファウストは父親に折檻までされていて、中学生というよりも小学生並みだった。
登場人物たちにさっぱり共感できないし、彼らの行動にはかなり最初のほうから飽き飽きしていた。そりゃこんなやつらとこんなところにいつまでもいたらろくなもんじゃないから、さっさと縁をきったほうがいいさ。その意味では最後はすっきりした。
イタリア映画ってこんなもん
久々にフェリーニ観たわ
ここに出てくる男はへんな人たちばかり。けれど、いいトシとはいえ、たまたま「一人前にならなければ」という動機がきちんと持てないままでいれば、ホントは皆こんなものなのでしょうね…と、(わたしは女だけれど)納得はできる。
ドタバタ劇という形だけれど、人間の弱さや不安定さに焦点をあてた眼差しが暖かくてよいわ。
そうか?
青春ってわりにはみんなおっさん、不良青年、いやもうじき中年。はよ大人になれよ!全然共感できません。
白黒映像のせいか、誰が誰か暫くわからない、それほどみんな似たもののお子ちゃま。やっとわかったファウストやらは、まるでさかりのついた…。そんなとこだけ大人、美人の奥さんかわいそう。この映画、原題は「雄牛」、ぴったり。
まだまだこの時代の名作を理解するには、私自身がお子ちゃまなのだろう。