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警察日記 プロット 日本 02月03日 1955 台灣上映
続 女の警察 プロット 日本 05月28日 1969 台灣上映
続・浮雲日記 プロット 日本 05月20日 1953 台灣上映
無警察 プロット 日本 04月17日 1959 台灣上映
女の警察 プロット 日本 02月08日 1969 台灣上映
連邦警察 プロット アメリカ 12月26日 1959 台灣上映
続・警察日記評論(1)
それにしても群像劇ではあるが、それぞれの物語が収束しない、欲求不満になりそうな映画だ。冒頭からの近親相姦(血の繋がりはないが)ネタは何の解決も生まない。メインの話になるのは米泥棒の疑いをかけられ自殺した柴田彌六(鶴丸睦彦)の件。取り調べを担当した斎藤巡査(河野)の決めつけるような態度と、自殺してしまってからの後悔の念が対照的。そして彌六の娘である置屋に身売りしたキサ(新珠三千代)に若山巡査(三島耕)がほのかな想いを寄せるものの、会社の金を使い込んで逮捕された男の出現で状況が変わるストーリー。そこには警察婦人職員の桃子(芦川いづみ)の若山に対する想いも絡んでくる・・・が、それほど発展するわけでもない。
豊作の年であるというのに、貧乏な者はなかなか貧困からは抜けられない現実。警察に対する批判の面も表現しながらも、人間警察という面も訴えてくる。戦前は天皇の警察として叩き込まれた警官たちも、民衆のための警察へと頭の切り替えが未だにできないでいる苦悩。当時の雰囲気がよくわかる映画でもある。
自殺するために線路に横たわる女の映像といい、町の中を走る2両編成の蒸気機関車も登場するし、最後まで列車の映像が何度も映し出されるという珍しさもある。それほど効果的でもないのだが・・・