「月曜日に乾杯!」などの名匠オタール・イオセリアーニが自身の半生を基に撮りあげた半自伝的作品。旧ソ連のジョージアに生まれたニコは牧歌的な少年時代を過ごし、やがて夢をかなえて映画監督になる。しかし苦労の末に完成させた映画は検閲によって上映禁止の憂き目にあう。ある日、ニコは友人の手引きでフランス大使と会談するが、その一部始終が監視されており投獄されてしまう。ニコは本当に撮りたい映画を撮るため、故国を離れることを決意。パリへ移住した彼はプロデューサーに作品を気に入られ、彼らの出資をもとに映画制作に取りかかるが……。イオセリアーニ監督の孫であるダト・タリエラシュビリが主人公ニコを演じ、「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」などの名優ビュル・オジエ、映画監督・俳優・イラストレーターとして活躍したピエール・エテックスが共演。
汽車はふたたび故郷へ評論(3)
と現実との葛藤が静かにみずみずしく描かれていて素晴らしいです
ただ、なかなか静かな映画なので眠くなる人多いはず。笑
骨太な映画ファンにはたまらないのではと思います
子供時代の教会でのシーンとか私は大好きです。あとラスト。ラストシーンはほんとにほんとに素晴らしいとしか言いようがないです
気の遠くなるような、不思議な感覚でエンドロールを迎えたのを覚えています。もう一度スクリーンで見てみたいなぁ