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06月25日 1994 台灣上映
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日本
06月25日 1994 台灣上映
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02月08日 1990 台灣上映
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日本
04月08日 2006 台灣上映
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プロット
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11月03日 2012 台灣上映
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ハリウッド監督学入門評論(1)
ハリウッド監督学とありますが中田監督の「リング2」撮影時の体験であり意見を述べるスタッフも必ずしもハリウッドを代表する面々という訳でもないので鵜呑みは禁物でしょう。
主に語られるのは
・製作開始(首脳部のOKサイン:グリーンライト)までに膨大な手間と時間が費やされる。
・企業資本がハリウッドに進出してからビジネス偏重、上層部からのチェックや干渉も頻繁、モニター試写での撮り直しも当たり前。
・絵コンテやカット割り撮影よりカバレッジと呼ばれる複数カメラ同時撮影が主流。
日本流のミドルショット多用や長回しはアメリカでは受けないらしい。
・カメラや照明の設置、セット移動や小道具操作はキーグリップと呼ぶスタッフが仕切る。
印象的だったのは編集者マイケル・クニュー、編集者の割には踏み込んだ持論だ。
「20あるセリフを細切れに撮れない、芝居が切れるので俳優は演技が妨げられる、カバレッジは芝居の連続性で必要だ。ワイドショットだと視点をつかむまで時間がかかる、クローズアップなら一目瞭然だ、テンポが必要なら私はクローズアップを選ぶ、映画収入の40%はDVD、テレビでも通用する。脚本がだめなら恐怖を連発して退屈さを和らげる、本やキャラがしっかりしているなら調和を考える」。
呪怨の監督の清水崇は「あれこれ手間をかけて撮っても結局ワイドとアップだけになる」とカバレッジには批判的だ、マルチアングル同時撮影のカバレッジについて必要ならば使うのは当然だが監督の意図しないクレームへの融通策、保険として有用というのは曲解だろう。
また、ドリームワークス プロデューサーのウォルター・パークスはテスト・スクリーニング(モニター試写)について
「アンケートの全てが重要と言うわけではない、悪人のキャラが嫌いとしても悪人だからしかない、ポイントは二つ、テンポが悪くて退屈していないか、ラストに不満や混乱はないか、である」。
日本の呪怨のプロデューサーの一瀬隆重は
「予算があるなら何でもやればいいが、多数決でラストを変えるなんてもってのほかだろう」。
「邦画なら家を抵当に入れれば撮れるがハリウッドでは低予算でも桁が違う、すべてがせちがらくなるのは致し方ないのかもしれない」。と一定の理解を示していた。
ハリウッドの映画関係者の話を聞けるという点では興味深いが「リング2」DVDの特典映像のメイキングレベルでしょうか。