「40歳の童貞男」などのヒットメイカー、ジャド・アパトーが製作を手がけ、童貞喪失を夢みる冴えない高校生たちの奮闘を描いた青春コメディ。オタク高校生のセス、エヴァン、フォーゲルは、女の子に興味津々の童貞3人組。そんなある日、彼らは人生で初めて女の子からパーティに誘われるが、なりゆきで酒を持っていく約束をしてしまう。どうしてもパーティに参加したい3人は、フォーゲルが手に入れたニセIDで酒を買おうとするが……。セス役は後に「マネーボール」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でオスカー候補となるジョナ・ヒル、エヴァン役は「JUNO ジュノ」などで知られるマイケル・セラ。「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンの映画デビュー作でもある。2007年に製作された作品で、日本では「スーパーバッド
童貞ウォーズ」のタイトルでDVDスルーとなっていたが、2024年1月に「スーパーバッド」の邦題で初めて劇場公開。
スーパーバッド評論(20)
両者とも子供たちのくだらなく笑えるやり取りを交わし、観客を笑わして自分たちの子供時代を思い出させる。そして最後の最後で子供時代の終焉を見せ、悲しくもいとおしい余韻を残す。この映画は「グッバイ・サマー」よりその余韻を感じるものになってある。それは「いつかは大人にならなくてはいけない」ことを伝えているからだ。主人公たちは童貞を捨てるためお酒の調達をする。童貞を捨てるということは大人になるということ。主人公たちは大人になるためお酒を巡りすったもんだが起きる。作中悪い大人が沢山出てくる。代表例が警官二人だ。彼らは自分たちの責任を放棄している。彼らの登場により心が成長しないと大人になれないことを示している。だから主人公2人には酒の力で大人にはさせない。一歩ずつ自分たちの足で大人になっていくのと同時にもう今までの子供みたいなことはできない、もう戻れないことを伝えるラストシーンで不覚にも涙。
この手の映画を見るとアメリカの高校生活は楽しそうだなーって羨ましくなる(笑)
この任務(童貞を捨てるための)を遂行しようとして繰り広がる
てんやわんやの大騒動は、確かに戦争です。
執念ともいえるこの切実さには、もしかしたらホロリする人も
あるかもしれません…。
警官としてというか大人としてというか人間として楽しみすぎも
いいところなどうしようもない2人などに助けられながら、
案外2人共ギャルとうまくまとまった…と思いきや、
女よりも友情?友情を超えた親友への愛情?
こんな意外な目線が交わるエスカレーターのラストシーンは
とても印象に残りました。
ただのバカ映画ではありません。
バカだけど。
セス・ローゲン自分自身の事を元にしてるはず。
セス・ローゲンは、素晴らしい才能の塊だと思う。
ハッピーエンドで終わるから、気持ちがイイ。し、エロいし、爽快で、笑える。
ちゃんと映画として、傑作だと思う!