青森県・津軽を舞台に、メイドカフェで働く人見知りな津軽弁少女の奮闘と成長を描いた青春ドラマ。「ウルトラミラクルラブストーリー」の横浜聡子監督が越谷オサムの同名小説を実写映画化し、「名前」の駒井蓮が主演を務めた。弘前市の高校に通う16歳の相馬いと。三味線を弾く時に爪にできる溝「糸道(いとみち)」を名前の由来に持つ彼女は、祖母と亡き母から引き継いだ津軽三味線が特技だが、強い津軽弁と人見知りのせいで本当の自分を誰にも見せられずにいた。そんなある日、思い切って津軽メイド珈琲店でアルバイトを始めたことで、彼女の日常は大きく変わり始める。いとを心配しながらも見守る父を豊川悦司、津軽メイド珈琲店の怪しげなオーナーをお笑いタレントの古坂大魔王、シングルマザーの先輩メイドを「二十六夜待ち」の黒川芽以がそれぞれ演じる。
いとみち評論(20)
大きな事件はメイド喫茶のオーナーが逮捕されたぐらいしか起こらない。あとは親と喧嘩して家出することか。徐々に感情を取り戻していく過程が描かれる。原作が新潮文庫にある。小説だから、本ではその内面が詳しく書かれているかもしれない。映像だけでは、よく摑みきれない。自己表現として、津軽三味線が利用されるが、私にはよくわからない。
原作を読んでから、また評価し直ししたい。
なのでただ見てるだけ、多分こうなんだろうなぁって状態が続いた。