灼熱の魂劇情

レバノン出身のカナダ人劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲をドゥニ・ビルヌーブ監督が映画化し、第83回米アカデミー外国語映画賞にノミネートされたヒューマンミステリー。心を閉ざして生きてきた中東系カナダ人女性ナワルは、ある日、実の子で双子のジャンヌとシモンに謎めいた遺言と2通の手紙を残してこの世を去る。手紙はジャンヌとシモンが知らされていなかった兄と父に宛てたもので、まだ見ぬ家族を探すためナワルの母国を訪れたジャンヌとシモンは、母の痛切な過去と向き合うことになる。後にハリウッドで「メッセージ」「ブレードランナー 2049」「DUNE デューン
砂の惑星」など話題作を次々に手がけ、高い評価を受けるビルヌーブ監督の出世作となった一作。2022年8月、デジタルリマスター版でリバイバル公開。

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灼熱の魂評論(20)

Inkpsxmosgh
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の名前を初めて知った作品です。
タイトルは仏語で「焦土」の意とか。

母亡き後、残された子供たちが、母の伝えられなかった過去を知る話というと
「マディソン郡の橋」を思い出しますが、こちらはかなり深刻な内容です。

戯曲の映画化だそうで、母の過去と、子供たちが母の祖国に渡って
母の過去を知る過程、そして自分たちの父と兄を探す過程とが
同時進行的に進んでいく様子はあまりにも衝撃的です。

子供たちには、己の生を肯定して欲しかったようですが、
焦土と化した地から生を生み出した母自身にこそ
その人生の賛歌が与えられるべきでは、と感じました。

つい、移民の人々の存在を忘れがちになりますが、
黙して語らない人々のことを知るのは大切だと思わされる作品です。
大変辛い内容なので、もう一度観るのは躊躇われますが、
とてもいい作品なので、興味のある方は是非。
Esistnncecke
Esistnncecke
ドゥニヴィルヌーブ監督作。とんでもない衝撃と鬱作品。

気が触れた母が死に、存在しないはずの父と兄にあてた遺言状が双子の子供に渡され、そこから衝撃すぎる真実が明らかになっていく話。いかにも一般人のような母の身に起きていた恐ろしい事実。

並大抵の話、考えられる話ではない。
映画自体は極めて武骨でBGMもなく、冒頭から伏線の連続、常に画面に注視してないと置いていかれる、劇場で観るべき映画な感じだが、淡々と描かれる地獄のような内容、そしてラストの衝撃たること。

これを悲劇と呼ばずに何を悲劇と呼ぶかというほどの内容で、鑑賞後は心がズトンと落ちる感じ。

これほどの内容を、すさまじく地味に演出するから、そこはもったいないというか、だからこその衝撃なのか。

玄人向けな作りで、途中で観るのやめようかなと思いかける映画だが、観るならぜひ諦めないでラストまでしっかりと観てほしい。
Suersrimlipesp
Suersrimlipesp
でもいい映画
Hccikdblen
Hccikdblen
個人評価:4.0
報復の連鎖。人間の本質と歴史。その連鎖を止めるには1+1=1にする必要がある。衝撃の事実とこの理論に脱帽する。
素晴らしい脚本だと感じる。
後に作品性の高いアクションも多く送り出す、ドゥニ・ビルヌーブ至極の一本。
Oshsmpxgnik
Oshsmpxgnik
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「灼熱の魂」
原題「Incendies」
製作国 カナダ/フランス
監督/脚本 ドゥニ・ヴィルヌーブ

○原点

原作はワジディ・ムアワッド氏の戯曲「約束の血」の第2部である。
ムアワッド氏は1968年にレバノンの首都ベイルートに生まれ、8歳でレバノン内戦に巻き込まれフランスに亡命した経験があり、具体的に示されてはいないが、本作はレバノン内戦(1975-1990)がモデルになっている。
その後、ムアワッド氏は本作の舞台の一つであり、ヴィルヌーブ監督の出身地でもあるカナダのケベック州に移住した。
移民の国であるカナダでは、母国で凄絶な経験をした者が多く、自分の過去を誰にも話さぬまま墓まで持っていく事が少なくない。
余談ではあるが、ケベック州はフランス語圏でアメリカへの対抗意識が強く、本作の様にハリウッドで扱い難い題材を含む作品が生まれる地盤となっている。

○意匠

・公証人
冒頭、髪を刈り上げられるアブ・タレクがカメラを凝視するシーンは、紛争地域で繰り広げられる悲劇に対し、観客が証人になる事で第三者として関わりうることを示唆し、歪んだ世界を告発している。

・サブタイトル
各章は全て血の赤に塗り潰されているが、物語の転機には荒土の草木や女性の髪が風に揺れるという文学的肯定によりバランスを取っている。

・バス
髪を覆うスカーフと十字架、宗教の違いを皮相で見せる事に冷めた感覚があるが、我が子への想いは勿論、報復も愛によるもの。
燃え盛る炎には幾つもの愛が絡まり合っている。

・プール
魂が焼け焦げる手前で彼女を引き留めていたのは、命を宿すと同時に生まれる水である。
プールでの再会はその証左だ。

・約束
遺書を読むアブ・タレクをバストサイズで捉えていたカメラが右側にPANし、白壁に映る彼の影を捉える。
子守歌の様に、喜びと悲しみと共にあり続ける。

○弁証

18もの宗派が共存し巧妙にバランスをとりながら存続してきたレバノンはしばしばモザイク国家と呼ばれる。
坩堝ではない。
溶け合うのではなく、あくまでもモザイクである。
兄姉弟は、自分達の命が数々の罪無くして存在しないという事実に辿り着く。
もし母が襲われていなければ、収監されていなければ、暗殺を実行していなければ、同じキリスト教徒に襲撃されていなければ、子供が攫われていなければ、難民と恋に落ちていなければ、争いが起きていなければ、彼等は生まれてこなかった。
1+1=1、eiπ+1=0
貴方は誰も恨まない。祟らない。
偶然に翻弄され尽くしたかに見えた悲劇が、約束を巡る必然へと鮮やかに反転し、乾燥した大地で剥き出しにされた少年の眼差しは、湿度を帯びた緑滴る静謐な世界へ変わる。
「結果自然成」神と罪、そして世の無情は、0という愛の円環で繋がれ、そして次なる悲劇の重しは無くなった。
だからこそ、我々の一世一代、灼熱の魂。

○補完あるいは余談

・ダンテ「神曲」
・ゲーテ「ファウスト」
・宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」

下地にあるのは言うまでもなくオイディプスとアンティゴネですが、本作に自棄や陶酔は有りませんのでこれを軸に捉えるのは早計です。
また、行動劇としての潔さや歌はハムレットを想起させますが、自然な暢達さは許されておりません。
そもそも、悲劇の中の悲劇が舞台でありながら、僕の意識はある種の高揚感を感じているのです。
ですから本作には人間悲劇と神聖喜劇が混在していると解釈しました。
喜劇を前提としますと、純粋数学の静けさや大胆ながら均整のとれた構成から、先ずダンテの「神曲」が挙げられます。
次に、人の業を公証人視点で捉えてみますと、魔法少女まどか☆マギカが浮かび上がります。
しかし、鏡の国のアリスの要素は本作にはありませんので、結晶体として残るのはゲーテの「ファウスト」です。
そして悲劇ですが、僕にとって本作の悲哀は、内戦や拷問や真実ではなく、一方向の慈愛にあります。
自分は愛されていたのだという実感を生まれて初めて得た時、彼は感謝も謝罪も償いも何も出来ない無力で愚かな己を知るのです。
そういう意味で宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」は外せません。
僕は昔からブドリの妹であるネリが不憫でなりませんでした。
目の前に居る筈のブドリの視点は心象宇宙で結ばれています。
彼女の愛がブドリを捉えた事は無いのです。

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