田舎の家に預けられた少年と、頑固者の老人2人の交流を描くヒューマン・ストーリー。監督・脚本は『テキサス、ポップ81』(未)、「アイアン・ジャイアント」(脚本のみ)のティム・マッキャンリーズ。撮影は「スペース・カウボーイ」のジャック・N・グリーン。音楽は「カレンダー・ガールズ」のパトリック・ドイル。出演は「オースティン・パワーズ
ゴールドメンバー」のマイケル・ケイン、「ワイルド・レンジ/最後の銃撃」のロバート・デュヴァル、「A.I.」のハーレイ・ジョエル・オスメント、「フェノミナン」のキーラ・セジウィック、「フル・フロンタル」のニッキー・カット、「恋する40days」のエマニュエル・ヴォージュアほか。
ウォルター少年と、夏の休日評論(14)
おじさん2人から、色々学んで成長していき、
ウォルター少年の最後の決断も気持ちいい♩
オチも、おじさん達らしくて、悪くない☺︎
自然の摂理に逆らえないことも知っているのだろう。
それでもライオンは、ライオンとして生きていくしかないのかもしれない。
儚くも勇敢な物語で、誇らしげな気持ちになった。
明日から、じいちゃん達を見る目が変わりそう。
原題:セカンドハンド・ライオンズ(中古のライオンたち)
14歳の少年ウォルター(ハーレイ・ジョエル・オスメント 「シックス・センス」の幼き名優)が夏休みの間、自由すぎる母親の思惑でテキサスの片田舎の農場に住む一癖も二癖もある二人のおじいさん(気性が激しいが哀しい過去を持つハブ(ロバート・デュヴァル)と心根の優しい弟ガース(マイケル・ケイン)に預けられる。
二人のおじいさんには様々な噂があり、若き頃アフリカで波乱万丈の人生を送り、多額の金を農場内に隠し持っているらしいと言われている。
半信半疑のウォルター少年が、愛想のない二人のおじいさんと徐々に距離を縮める過程と、二人のおじいさんの常軌をやや脱した行動(金目当てで訪れるセールスマン達にライフルをぶっ放すのは序の口)に凄い勢いで魅入られる。
母親の指令で二人の隠し金の在りかを嫌々ながら探すウォルター少年が、徐々に二人のおじいさんの噂が本当であるらしいという事、そして二人が漢気溢れる本物の男達であるという事に気付き、おじいさん達も”この子は本物だぞ!”と距離を近づけていく過程や劇中劇での若き二人のアフリカでの活躍シーン(ハブと恋に落ちた美しい姫!とアラビアン・ナイトのような世界観)が可笑しみを含ませながら、素晴らしく躍動的に描かれる。
ウォルター少年の母親に対する決着の付け方、二人のおじいさんの末期の迎え方、大人になったウォルター少年のもとを訪れるある男の姿等々、書き出すときりがないが、 <本物の男の生き方とは何か> を考えさせられる思い出深い作品。
<私事で恐縮であるが、2004年7月 会社に行くのがどうしても嫌で、通勤途中の劇場(今でもお世話になっている)でこの作品を観て自分の甘さに気付き、会社に3時間遅れで出社したなあ。(すいません・・・)。
今でも、DVDで時折見返す作品。>
<2004年7月10日 ズルして劇場にて鑑賞>
おじさん達かっこ良すぎ♡
ウォルター少年にガース伯父さんが語ってくれた壮大なストーリーは出来すぎ感があって
どこまでが本当なのかわからなかったけど、
最後に登場する人物に胸が熱くなり
更に涙が…。
軽快なBGMと一緒に流れる、
おじさん達の破天荒ぶりなシーンはおもしろくて笑いました☆
いろんな失敗もあったり(笑)
"彼女"の最期もかっこ良かった(;_;)
ウォルター少年くらいの男の子がいたら
おすすめしたい映画です。