続・座頭市物語
プロット
日本
10月12日 1962 台灣上映
新・座頭市物語
プロット
日本
03月15日 1963 台灣上映
新座頭市物語 折れた杖
プロット
日本
09月02日 1972 台灣上映
新座頭市物語 笠間の血祭り
プロット
日本
04月21日 1973 台灣上映
座頭市 THE LAST
プロット
日本
05月29日 2010 台灣上映
座頭市兇状旅
プロット
日本
08月10日 1963 台灣上映
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座頭市物語評論(10)
・めくらの按摩師で仕込み杖で敵を居合い斬り
・渋いけど何だかお茶目なのが勝新版の特徴
そして役者陣、上手いなぁ。
世界のどこに出しても誇れる一本だわ。
何と言っても、この“座頭市”というキャラクターが最高。
勝新は豪快な人物だったが、座頭市は腰が低い。
盲目というハンデを背負いながらも、愛嬌ある性格が作品の娯楽性を高めている。
頭も切れ、序盤の博打でまんまと金をせしめてみせ(ほとんどイカサマだけど)、健常者をギャフンと言わせる。
そして、居合斬りの達人。
また自分は真っ当にお天道様の下で生きられないヤクザ者である事を承知しており、愚かな考えの悪徳親分に啖呵を切る。
本当に魅力的なキャラクターだ。
話は、旧知のヤクザの親分を訪ねた市は、やっかいになる。ある時、持病持ちの浪人と親しくなるが、敵対するヤクザ一味の用心棒で…。
その後のシリーズもほとんど話は似たり寄ったりだが、この第1作目で骨組みをしっかり形成。
本作では特に、市と絆が芽生える浪人に扮した天知茂の静かな佇まいが素晴らしい。
やがて斬り合う事になる哀しい運命、それでも剣術に長けた者として、男として、その誇りと生き様を名優二人が体現する。
職人・三隅研次の演出は快調、伊福部昭の格調高い音楽も作品に深みを与える。
勝新亡き後、この名物キャラクターを幾人も演じた。
たけし座頭市は勝新座頭市のキャラクター性を引き継いで悪くはなかったが、香取座頭市はただでさえハンデを背負っている座頭市を暗い男として描き酷かった。
やっぱり座頭市=勝新!
勝る者は居ない。