イースタン・プロミス劇情

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のビゴ・モーテンセン&デビッド・クローネンバーグ監督が、ロンドンを根城に暗躍するロシアンマフィアの犯罪を描いたサスペンスドラマ。病院で助産婦をしているアンナ(ワッツ)は、駆け込み出産をして死んでしまった少女が持っていたロシア語の日記を手がかりに少女の身元を探し始める。だが、彼女が辿り着いたのはロシアンマフィアによる人身売買、売春の実態だった……。共演にナオミ・ワッツ、バンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スタール。

イースタン・プロミス演員

イースタン・プロミス劇照

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イースタン・プロミス評論(20)

Nssopxkigmh
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カナダの奇才デビッド・クローネンバーグ監督の最新作でございます。主演に「ロード・オブ・ザ・リング」のビゴ・モーテンセン(ヒゲそるとこんな顔なのね)、「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツ(すっかりミステリが板につく女優になった)。

クローネンバーグといえば個人的にハエ男を描いた「ザ・フライ」と「デッド・ゾーン」が印象に残ってるのですが、本作を観てるとこの人もすっかり別のレベルにきちゃったなと思いました。スクリプトでなく演出や映像で映画の進行をひっぱれてるんです。夜中の3時に見たにもかかわらず、見入っちゃいました。

舞台はイギリス・ロンドン。数奇な運命の元にうまれた一人の赤ちゃんをきっかけに、それまで交錯することのなかった世の中の光と闇に住む人々が交錯していきます。監督の人物造詣のうまさを通して、遠くにある国で起きた悲劇やらもじわじわと観る人の想像力に浮き彫りになってくる。この人の手法は、ほんと地に足がついてます。

CGやお金なんかを使わないからこそ、想像力は豊かになるものなんでしょう。

暴力描写少ないですが、キツイです。ざくっ、どろっときます。ですので、血に弱い人は気をつけてね。
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悪魔的な世界にこだわりをもち続けているクローネンバーグ監督の今回の作品は、ふたたび、ロシアン・マフィアという人の命など何とも思わない悪魔のような世界を描いている。ところがいつもと違ってクローネンバーグ監督は、悪魔の世界の落とし子のような赤ん坊の世話をする助産師の女性という天使を悪魔の世界に登場させるだけでなく、観客に、天使と悪魔の両方の視点を提供するという試みをやってみせていた。クローネンバーグ監督にとっては、ある意味では実験的な手法だったのかもしれないが、その手法によって監督の新境地開拓となったばかりでなく、この作品がクローネンバーグ久々の成功作につながった要因になったように思う。
マフィアの仲間としての証となる気味の悪いタトゥー、「ゴッドファーザー」のような結束力の強い悪のファミリーぶりなど、見るからに悪魔的なロシアン・マフィアばかりにこだわる、いつものクローネンバーグの演出だと、ただでさえ残酷な物語がさらに残酷になって、観客の共感を得られない作品になっていたかもしれない。しかし、ナオミ・ワッツ演じる赤ん坊の世話をする天使のような存在を置くことによって、悪魔の世界の中に優しさが感じられ、しかも天使に肩入れしがちな観客の共感を得られたのは、今までのクローネンバーグにはなかった良さだと思う。クローネンバーグの映画は、いつも独特の悪魔的世界感を描いていて、公開されるたびに興味深く観ているのだが、普通の人間が入り込めない世界に固執しすぎるものが多く、面白いと思える作品は少ない。今回、天使の役割を担うキャラクターを画面に置くことで悪魔的世界を描いた内容が面白くなることがわかったのだから、この作品をステップとなって今後のクローネンバーグの作品にはさらなる大きな期待が望めそうだ。
そして、この作品が見ごたえあるものにしたのは、スタイリッシュで恐ろしい悪魔であるマフィアを演じた、ヴィゴ・モーテンセンとヴァンサン・カッセルの役者としての力量の大きさだ。特に、ヴィゴの迫力ある演技には、上映時間の間、圧倒されつづけてしまった。ヴィゴのこれからにも大いに期待を高めた今回の作品は、映画好きにはとても収穫の多い一本になったと思う。
orswsn
orswsn
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野心と良心の葛藤の物語かと思ったら、主人公の正体が知れるに及んで「責務」だったと分かりがっかり。エンターテインメントとしては面白い筋だが、主人公の心理描写に深みが無くなった。スティーヴン・ナイトお得意の移民話は興味深いのだが、盛り上がる展開を敢えて抑えているような小さなまとまり方で少々物足りない。ヴィゴも迫力あるが、この監督の前作『AHOV』の方が余程面白かった。
映画評論家を名乗るお方の評論を見ると、この映画を「マフィア映画」としているものもあるが、ロシアマフィアとイタリアのマフィアは全く別種。「犯罪映画」としてくらいにしか括れない。
Dibonumlcmo
Dibonumlcmo
ロシア系移民の父を持つイギリス人女性Anna。助産師として働く彼女が、女児を出産後死亡した少女の身元を探る過程で、ロシアンマフィアと接触することになります。

"Eastern"とはイギリスから見た東欧、主にロシアを意味しています(監督談)。登場する"vory v zakone" (thieves-in-law) は実在する組織とのこと。ロシア人だけでなく、チェチェン人にトルコ人と、Londonの闇に根を張る東欧諸国の犯罪組織が描かれています。

"Eastern Promises"を=人身売買と訳しているのは日本語だけのようです。恐らく直接そういった意味はないと思います。"Fry's Turkish Delight"というお菓子の、60's以降の英国版CMは、"Full of eastern promise"という言葉と共に、ちょっと「オトナの」お菓子というイメージで作られています。"Eastern"という言葉に、エキゾチックでミステリアス、危険な甘い香り的な意味合いを込めていたのだと思います。

イギリスに拠点を置くマフィアにとって、東欧の少女達は魅力的な資源。寒々しい東欧の母国で少女達が夢見た、果たされない約束。

主人公Nikolaiの本心はどこにあるのか。どうやって良心を保っているのか。彼の辿った人生は全て身体に彫られたタトゥーにより一目で分かるのに、中身は誰にも分からない。大変魅力的に演じられていました。
最初から最後まで釘付けの作品でした。

追記
本作を生涯ベストとする中東欧系アメリカ人(文学/言語学者の卵)も、タイトルを人身売買という意味では捉えていませんでした。
jhktjm
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簡単に凄いとか、強烈とかいう言葉を使いたくはないけど、
素っ裸での格闘シーンは凄くて、強烈。

ロシア人の少女がロンドンの産婦人科で働いている
アンナ(ナオミ・ワッツ)のもとに運び込まれてくる。
出産を終えた直後に少女は命を落としてしまい、赤ちゃんと日記が残され、
アンナはその日記を手掛かりとして少女の家族を見つけ出そうとする。
ロシアン・レストランに辿り着き、
オーナーのセミオン(アーミン・ミューラー=スタール)に出会うが、
セミオンはロシアン・マフィアであり、
息子のキリル(ヴァンサン・カッセル)がおり、
そして、運転手のニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)にも出会う。

デビッド・クローネンバーグ監督で
僕がパッと思い出すのはクラッシュぐらいで、
他の作品はあまり知らないけどグロい描写や、
歪んだ変態な世界を作り上げ、破壊や破滅をイメージする。
そんなイメージをリアルな描写に感じさせるけど、
ストレートな分かりやすいバイオレンスを追求した作品になっていて、
観てないけど前作のヒストリー・オブ・バイオレンスと同じなのかな。

ヒストリー・オブ・バイオレンスと同じく、
ヴィゴ・モーテンセンを起用し、その演技に痺れてしまう。
モロに危険という香りが漂っているが、寡黙であり、セミオンの息子、
どうしようもないキリルに仕えて、運転手と言いつつ、
死体の処理も感情がないように淡々とこなし、
しかし、紳士的な男という一面も感じさせ、神秘的な男を作り上げている。
だからこそ、危険を感じつつも、アンナが興味を持つことに、
惹き付けられることに、説得力がある。

表と裏、全く別の世界で生きている2人を日記が引き合わせ、
アンナの生きてきた真裏のような暴力的な世界の描写が
対比としてリアルに描かれる。実際に死体を扱ったこともないし、
首を掻っ切ったこともないが、これがマフィアだというような、裏切り、
裏切られ、暴力に溢れた世界で、リアルなグロいシーンを挿入し、
相当なリアルさを感じさせ、その辺の美術周りの拘りは、
グロさへの拘りがクローネンバーグらしさなのかな、と思ってしまう。

特にサウナでのヴィゴ・モーテンセンが素っ裸での、
ブラブラさせながらの、格闘シーンは一番の見物で、
相手は武器を持っているが、もちろんニコライは何の武器もなく、
動物の本能を感じさせるような大立ち回りに圧倒される。
それにしてもあいつらは、サウナの前も無防備な状態で襲っていたし、
卑怯すぎて、そこもリアル。

当然アカデミー賞主演男優賞のノミネートは素っ裸での格闘だけでなく、
なまりの強い英語だったり、暴力だけでなく優しさも感じさせるような、
悲哀に満ちた表情だったり、見事ななりきり具合があったからでしょう。

ヴァンサン・カッセルのダメ息子ぶりも面白いし、
ナオミ・ワッツは感情移入しやすく、他の脇役たちも見事と言いたくなる。

ストレートな話運びに、アイツとアイツでくっ付いちゃえばいいのに、
などと思ってしまったが、
売春や人身売買というものが確かにあるんだと感じさせ、
裏の世界を目撃したようで、アンナに共感して、恐ろしさも感じた。

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