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シェーン評論(20)
…って元々インディアンの土地だからね。
でもインディアンを奥さんにしてる家族もチラッと出てくるんだよね。
「人を一度殺したら二度と戻れない」
「シェ〜〜ン、カンバック」
…アメリカ人の銃礼賛映画のような、
そうでないような。
ずっと現代に置き換えて観ていたが、警察(保安官)がいない間の治安の維持ってどうするのか…って、今はまずないだろうし、 興味が湧かない。
映画としては、絵は全体的に綺麗だが、
後半は何で画面が真っ暗なんだろう?
フィルムのミス?
結婚記念日のシーンは明らかにセットで苦笑。
クリスの改悛ももう少しそこまでの描写がないと唐突。
奥さんが年配過ぎておばあちゃんに見えるのはキャストミス。
これじゃシェーンは惚れないよ。
旦那が奥さんに、お前はシェーンに惚れてるんだろうから一緒になれ、みたいなシーンが情けなくて可笑しい。
しかもその後二人で殴り合うし。
結局取られたくないんだね。
まあ古典というか、昔の映画です。
まず奥さんの美しさにうっとり。この時53歳?驚くほど若く綺麗。シェーンも凄いイイ奴!!シェーンはたまたま通りかかったある開拓者の家族と仲良くなります。そして大好きなその家族の為に、ひと肌脱ぐのです。マリアン(母)がジョーイ(息子)にシェーンを好きになり過ぎないで!と注意するシーンがあるが、それは同時に自分にも言い聞かせているようにも思える。彼が決闘に行きたいジョー(父)を止めずに居たらひょっとするとマリアン、ジョーイと家族になれるかも知れないのに。シェーンはとても情に厚く、義理堅い。時々アップになる息子の表情がまた可愛い!
登場人物みんな良い人だったしそれぞれの気持ちに感情移入出来たので、とても切なくジーンとくる良い映画でした!