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二つの世界の男 プロット イギリス 01月01日 1954 台灣上映
世界殺人公社 プロット イギリス 05月30日 1969 台灣上映
半世界 プロット 日本 02月15日 2019 台灣上映
ガープの世界 プロット アメリカ 01月01日 1983 台灣上映
家と世界 プロット インド 10月18日 1986 台灣上映
ソフィーの世界 プロット ノルウェー 07月29日 2000 台灣上映
二人ノ世界評論(9)
ずっとその映像美を観ていたいと思った。
それは総てに無駄がないから。
脚本・アングル・音・照明・環境・美術そして人。
それらを駆使した映像美をずっと観ていたいと思った。
現実逃避したい現実がそこにあった。
許した二人ノ美しさが最後にあって観られて良かった。
反芻しているうち…編集が一番凄いのかもしれない…。
その先その先を観たくなる編集。
そして観せ過ぎない編集。
キャストとスタッフがどちらもいい仕事をしているんだな。
扱っているテーマこそ重いものの、終始スクリーンを覆っている不思議な浮遊感?が心地良い。
こうだから邦画は素晴らしい、と改めて思わせてくれる繊細さに感動です!
そしてW主演の二人が本当に素晴らしい。
これは触れ合うことが簡単じゃ無くなった今こそ必見です
初めてのシアターにちょっと遠征しました。
京都芸術大学の学生さんが作った作品ですが、さすが日本シナリオ賞を取っただけのことはあり、監督と永瀬正敏の熱意が成功したいい日本映画でした。
首から下は麻痺している設定だが、永瀬正敏の体がしっかりしている点を除けば、痙性(全身痙攣)の場面も重要なハンディとしてうまく描かれており、良かったと思います。
ダブル主演の土居沙央里がなんと言っても印象深かった。すごいシーンも多々あり、きれいな涙に胸が熱くなりました。溢れる涙をすすってしまいたくなるほどの演技と描写には脱帽。プロポーションの良い後ろ姿を照明を効かせて撮った最後のシーンが眼に焼き付いています。添い寝するだけで、キスしないところが良かったです。究極の愛を訴えるものがありました。本当はこの設定の二人がもっとも感じあえるのは舌だけなんですけどね。
ウイスキーの空瓶と吸い殻の山の部屋の冒頭のシーンでは盲目とは思えなかったが、そんな設定にも興味を強くそそられ、薄幸の女性に異性ながらも充分感情移入できて、良かったです。
新しい母親はママで、産みの母親はお母ちゃんですか。まだ、よくわからないであろう男の子のセリフにも感心しました。
崖っぷちの二人の気持ちが徐々に近づいてゆくさまがとても良かった。
「現実って何?」っていう彼女のセリフが刺さりました。「当たり前の人生がなにさ、あんたにゃわかるまい」と言わんばかりに迫って来ました。
京都の町を背景に日本画家の家をめぐる設定にも日本映画の粋を感じられましたが、永瀬正敏が無理に京都弁を使わないのも良かったと思います。
キャストも非常に良かったと思いました。父親役がとくに良かった。親友役も良かった。従姉役も憎まれ役としてグッド。いずれも味がありました。勝谷誠彦がちょっとインチキくさい医者役で出ていましたが、撮影後、公開待たずして亡くなったので、そこは残念。
車イスや脊髄損傷の映画は多々あれど、特別な極上の映画だと思います。
上映館増えて欲しいです。