50% 想看,共 102
評論 | 分享
咬みつきたい プロット 日本 06月01日 1991 台灣上映
みんなのいえ プロット 日本 06月09日 2001 台灣上映
いつくしみふかき プロット 日本 06月19日 2020 台灣上映
うみ・そら・さんごのいいつたえ プロット 日本 12月16日 1991 台灣上映
みえない雲 プロット ドイツ 12月30日 2006 台灣上映
いきうつし プロット 日本 06月26日 2021 台灣上映
つみきのいえ評論(11)
この物語は12分しかない
そして無言
だから視聴者の理解力に委ねられている。
おじさんの家は積み上げられている
これに関しては、おじさんが家族と積み重ねてきた思い出の様
そこへ水が上がってくる事で、
過去を振り返っていく、築き上げてきた懐かしい物が浮かんでは消える
とても感慨深いです
短い作品ですので、気になるなら
レヴュー等見ないで、作品を見て下さい
セリフがなくても伝わるものがある。
すごい!やりましたねぇ。
物語をぜんぜん知らなかった私は、受賞時のTV映像が初めてで、
あ~、これはあの「岸辺のふたり」によく似ているな~と思った。
今作を素晴らしいと感じた方は、是非観てほしい作品。
たった8分間で、こんな感動が作れるのか!?と思うほどの
完成度の高さ、2001年アカデミー賞を受賞した短編アニメの名作。
あちらは父と娘の長きにわたる物語だったが、
今作はおじいさんとおばあさんの想い出を綴る物語になっている。
温暖化で水面が上昇する町で、水没していく我が家を積み増し、
上へ上へと引っ越しを続けてきたおじいさんがある日、
大切なパイプを階下へ落してしまう。
意を決して潜ったおじいさんの目に飛び込んできた風景は…。
懐かしさと切なさが入り混じった物語が、ゆったりと感動を誘う。
誰しもが経験するであろう人生の喜哀を優しいタッチで描いている。
人生は上へ上へとつみきのように重なっていくが(歳もね^^;)
かけがえのないものは、その下へ下へ土台となって連なっていく。
ふと見つめ直した幸せに、孤独以上の感謝を捧げたくなる作品。
惜しむらくは…長澤まさみのナレーション。
彼女のまったりとした声と語りはこの作品を崩してはいないが、
本来の短編に語りは必要ない。映像そのものが物語なのだ。
補足するなら…子供の質問に両親が答えてあげるのがいちばん。
(大好きな人と添い遂げる幸せ。この先幾人が味わえるんだろう)
細かい説明がない方が、今までおじいさんが生きてきた歴史、積み上げてきた過去に残してきたものが胸に迫ってくる。
あたたかくてじんわりと優しい世界に、気づいたら涙ぐんでいた。
たった十数分の短い作品ではあるけど、何度も見たくなるような、心に残しておきたい作品。